夫婦関係がうまくいく仏教の教え|価値観の違いを受け入れることが円満の秘訣

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夫婦がうまくいかない原因の一つに、「相手は自分と同じように考えているはず」という思い込みがあります。

しかし、仏教では、人それぞれ違う世界を生きていると教えられています。

今回は、仏教の「業界(ごうかい)」「布施」「顛倒の妄念」という教えを通して、夫婦円満の秘訣について考えてみましょう。

目次

業界とは?夫婦でも生きている世界は違う

仏教に業界(ごうかい)という言葉があります。

「業(ごう)」とは、インドの言葉のカルマの訳で、「行い」という意味です。

私たちがこれまでにしてきた行動、口にした言葉、心で思ったこと。その積み重ねによって、自分だけの世界がつくられています。これを業界といいます。

つまり、人はそれぞれ異なる人生を歩み、異なる価値観を持って生きています。

夫婦であっても例外ではありません。

同じ家で暮し、同じ食卓を囲んでいても、育った家庭も、受けてきた教育も、経験してきた出来事も違います。

だからこそ、価値観が違うのは当然のことです。

「どうしてわかってくれないの?」

そう思うことがあるかもしれません。

しかし、そもそも違う世界を生きてきた二人なのですから、分かり合えない部分があるのは自然なことです。

夫婦関係で大切なのは、相手を自分と同じ人間に変えようとすることではなく、お互いの違いを認め合うことです。

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我利我利ではなく布施の心を持つ

仏教では、自分の利益ばかりを求める生き方を「我利我利(がりがり)」といいます。

例えば、

・自分の趣味を優先する。

・自分の都合だけで予定を決める。

・相手の気持ちを考えずに行動する。

このような考え方は、「相手から奪う心」といえます。

一方、相手を思いやり、相手の幸せを願って行動することを仏教では布施(ふせ)といいます。

布施というと、お金や物を与えることを思い浮かべる人も多いでしょう。

しかし、本当の布施はそれだけではありません。

・相手の話を最後まで聞く

・感謝の言葉を伝える

・「ありがとう」「ごめんね」を素直に言う

・疲れている相手を気遣う

こうした小さな思いやりも立派な布施です。

夫婦生活は、小さな布施の積み重ねで成り立っています。

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変えられるものと変えられないものを知る

夫婦には、それぞれ変えられる部分と、どうしても変えられない部分があります。

価値観や性格の一部は、簡単には変りません。

それにもかかわらず、

「もっとこうしてほしい」

「どうして変わってくれないの」

と無理に相手を変えようとすると、お互いに苦しくなります。

夫婦円満の秘訣は、相手を支配することではありません。

変えられない部分を受け入れ、変えられる部分について話し合うことです。

違いを認めることが、お互いを尊重する第一歩になります。

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布施の精神が夫婦関係を支える

「親しき仲にも礼儀あり」という言葉があります。

恋人だった頃には自然にできていた気遣いも、結婚生活が長くなるにつれて、少しずつ失われてしまうことがあります。

夫婦だから何を言っても許される。

長年一緒にいるから説明しなくても分かる。

そんな思い込みが、少しずつ心の距離を広げてしまいます。

もともと夫婦は他人同士です。

だからこそ、親しくなっても礼儀や思いやりは必要なのです。

近年、熟年離婚が増えている背景は、

「長年一緒にいるから相手のことは分かっている」

という思い込みもあるでしょう。

しかし実際には、相手の心は少しずつ変化しています。

分かっているつもりが、一番分かっていなかったということも少なくありません。

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顛倒の妄念とは?「変わらない」と思い込む心

仏教には顛倒の妄念(てんどうのもうねん)という教えがあります。

顛倒とは、「逆さま」という意味です。

本当とは反対のことを信じ込んでしまう心をいいます。

その代表が、

無常なのに常だと思ってしまうこと。

仏教では、この世のあらゆるものは諸行無常であると説かれます。

人も環境も、そして人の心も絶えず変化しています。

しかし私たちは、

「この幸せはずっと続くだろう」

「相手の気持ちは変わらないだろう」

と考えてしまいます。

これが顛倒の妄念です。

夫婦関係も同じです。

妻の気持ちも、夫の気持ちも、年月とともに少しずつ変化していきます。

「昔と同じように自分を愛してくれているはず」

と思い込んでしまう。

その思い込みが、すれ違いを生み出してしまいます。

昔から、

驚くな 諸行無常と説かれたり

という言葉があります。

すべてのものは変化します。

特に人の心ほど変りやすいものはありません。

「心」という字は、心がコロコロと動くことから、「ころ」の「ろ」を取って「心」となったという言い伝えもあります。

もちろん語源ではありませんが、人の心の移ろいやすさをよく表しています。

だからこそ、昨日と同じ今日ではないことを忘れず、毎日相手を思いやることが大切なのです。

まとめ|夫婦円満の秘訣は「違いを受け入れ、与える心」

仏教の教えから夫婦関係を見つめると、大切なことが三つあります。

・人はそれぞれ違う世界(業界)を生きている。

・奪う心(我利我利)ではなく、与える心(布施)を持つ

・人の心は常に変化する(諸行無常)ことを忘れない

夫婦だからこそ、相手を理解したつもりにならず、毎日新しい気持ちで向き合うことが大切です。

相手を変えようとするより、自分が少し思いやりを与える。

その小さな布施の積み重ねが、長く続く温かな夫婦関係を育ててくれるのではないでしょうか。

感想

夫婦関係は自分と相手との違いを認めることが大事であることがよくわかりました。自分にとっては大事なことでも相手にしたらそれほどでもないことがある。その違いを受け入れる。自分の価値観を押し付けないようにしたいと思いました。

また、夫婦だからといって相手に対して思いやりがなくなるようなことはしてはいけない。いつまでも良い関係を続けていくためには、相手を尊重し思いやりを欠かさないことも大切なことだと学びました。

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この記事を書いた人

1983年生まれです。
仏教を学んでよりよい人生をおくりたいです。
みなさん一緒に学びましょう。

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