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主演 真木蔵人
東京都出身の俳優。
1988年にNHK大河ドラマ『武田信玄』への出演で俳優デビューを果たす。
1989年公開の映画『あ・うん』では、第13回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した。
1991年には北野武監督の映画『あの夏、いちばん静かな海。』で主演を務め、第1回東京スポーツ映画大賞主演男優賞を受賞。
さらに1998年公開の映画『愚か者 傷だらけの天使』では、第20回ヨコハマ映画祭主演男優賞を受賞するなど、映画界で実績を重ねている。
あらすじ
聴覚に障害のある青年・茂は、ある日、ゴミ集積所に捨てられていた壊れたサーフボードを見つける。
拾ったボードを自分で修理した茂は、サーフィンに挑戦することを決意する。
初めは思うように波に乗れず、周囲から笑われることもあったが、茂は諦めることなく海へ通い続ける。
練習を重ねるうちに少しずつ上達し、やがて知人の紹介を受けてサーフィンの大会にも参加するようになる。
言葉に頼らず、自分の好きなことに打ち込む青年のひと夏を描いた物語。
感想
この映画を観て最も印象に残ったのは、主人公・茂のサーフィンに対する一途な姿勢でした。
彼はサーフィンを始めた当初、周囲から馬鹿にされることもありました。石を投げられることもありましたが、茂はいちいち相手にしません。そんなことには馴れていたからかもしれませんが、茂自身の温厚な性格が表れていました。嫌な事をされても怒りをぶつけることなく、ただ黙々とサーフィンを続ける姿勢に、我が道を行く意思の強さがうかがえました。
また、彼は自分よりサーフィンが下手な人を馬鹿にすることもありませんでした。上達していく過程にあっても他人を見下すことはなく、温かく見守りながら、淡々と自分の練習に向き合い続けます。自分がされて嫌な事は相手にもしない優しさを感じました。
さらに恋人との関係も、人柄の良さを感じました。
二人はほとんど会話を交わしません。それでも表情やしぐさだけでお互いを思いやる気持ちが伝わってきます。ケンカをするときもあるけれどちゃんと仲直りする。大きなリアクションはないけれど、心が通い合う姿はしっかり伝わってきました。
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