老年従属人口指数とは?「肩車型社会」をどう考えるべきか——仏教が教える支え合いの本当の意味

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「これからの日本は、高齢者を支えきれなくなる」

このような話を聞いたことがある人は多いでしょう。

その根拠としてよく使われるのが、「老年従属人口指数」です。

しかし、この考え方に疑問を投げかける専門家もいます。

今回は、老年従属人口指数の問題点と、仏教が教える「支え合い」の考え方について考えてみます。

目次

老年従属人口指数とは?

老年従属人口指数とは、

「高齢者一人を、何人の現役世代が支えることになるか」

を示す指標です。

これまで日本では、人口構成を次のようなイメージで説明してきました。

神輿型(1970年)

1970年頃は、

約13.1人の現役世代が、高齢者1人を支える

構造でした。

大勢で神輿を担ぐような形だったため、

「神輿型」と呼ばれています。

騎馬戦型(2020年)

2020年には、

約2.6人で高齢者1人を支える

人口構成となりました。

騎馬戦のように少ない人数で支えるため、「騎馬戦型」

と表現されます。

肩車型(2040年)

2040年には、

約1.8人で高齢者1人を支える

と予測されています。

一人が一人を肩車しているような姿から、

「肩車型社会」と呼ばれています。

この図だけ見ると、

「若い世代の負担は限界だ」

と思ってしまうかもしれません。

リンダ・グラットン氏が問題提起していること

ベストセラー『ライフ・シフト』の著者であるリンダ・グラットン氏は、このような老年従属人口指数の考え方そのものを見直すべきだと提案しています。

その理由は、

「現役世代」と「高齢者」を年齢だけで区別しているからです。

例えば、

「現役世代」は60歳以下とされていまいすが、

全員が働いているわけではありません。

一方、「高齢者」は60歳以上とされていますが、

全員が介護を受けたり、生活を支えてもっているわけでもありません。

実際には60代、70代になっても元気に働き、社会に貢献している人は数多くあります。

つまり、

「若い人が高齢者を養っている」という単純な構図ではない

ということです。

社会は支え合いで成り立っている

リンダ・グラットン氏は、

若い世代が高齢者を支えるのは、社会における支え合いの自然なサイクルの一部である

と述べています。

私たちは子どもの頃、

親や教師、多くの大人たちに育てられました。

社会人になってからも、

道路や学校、病院など、多くの社会資本の恩恵を受けています。

それらは、自分たちが生まれる前の世代が築いてきたものです。

そう考えれば、

現役世代が高齢者を支えることも、一方的な負担ではなく、

世代を超えた支え合いの循環と考えることができます。

仏教の「自利利他」の教え

仏教には、

「自利利他(じりりた)」

という教えがあります。

これは、

「自分が本当に幸せになりたければ、まず他人の幸せを願い、行動しなさい」

という教えです。

一見すると、

「他人のために尽くすことは、自分が損をすることではないか」

と思うかもしれません。

しかし実際には、

人は誰かの役に立てたとき、

「ありがとう」

と言われたとき、

深い喜びや生きがいを感じます。

人を支えることは、結果として自分自身の幸せにもつながるのです.

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感謝の心が幸せを育てる

高齢化社会を、

「負担が増える社会」

と見るか、

「支え合う社会」

と見るかで、受け止め方は大きく変わります。

仏教では、

感謝の心を持つことが幸せへの道である

と教えられています。

私たちは今、多くの人に支えられて生きています。

そして将来は、自分自身も誰かの支えを受ける立場になるかもしれません。

だからこそ、

「支える人」と「支えられる人」を対立して考えるのではなく、

人生の中で互いに支え合う存在として見ることが大切なのです。

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まとめ

老年従属人口指数は、高齢化社会を理解する一つの指標ですが、それだけで社会全体を語ることはできません。

年齢だけで「支える側」と「支えられる側」を分けるのではなく、一人ひとりがそれぞれの立場で社会に貢献し、支え合っていくという視点が重要です。

仏教の「自利利他」の教えは、自分の幸せと他人の幸せは切り離せないことを教えています。

高齢化が進む時代だからこそ、「誰が誰を支えるか」という発想ではなく、「みんなで支え合う社会」を築いていくことが、本当の豊かさにつながるのではないでしょうか。

感想

高齢者を支えることは、社会における支え合いの自然なサイクルの一部だとわかりました。今まで育ててもらった恩があるから、今度は自分たちが面倒をみる番だという意識を持つことが必要だと思いました。

今まで生きてこれたのは高齢者の人たちが、頑張っていい社会を作ってきてくれたおかげだといえます。その恩恵を受けて生活をしている。だから今度は自分たちが社会に貢献して、高齢者が生活できる社会にしていかなければならないと思います。

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この記事を書いた人

1983年生まれです。
仏教を学んでよりよい人生をおくりたいです。
みなさん一緒に学びましょう。

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