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映画予告
監督 北野武
北野武(キタノ タケシ) お笑い芸人・映画監督・俳優。1947年1月18日生まれ、東京都出身。O型。芸名は“ビートたけし”。1973年に漫才コンビ・ツービートを結成。1988年には個人事務所『オフィス北野』を設立。日本テレビ系バラエティ『世界まる見え!テレビ特捜部』、フジテレビ系バラエティ『奇跡体験!アンビリバボー』、テレビ朝日系バラエティ『ビートたけしのTVタックル』などにレギュラー出演している。1998年に監督、脚本を務めた映画『HANA-BI』で『第54回ベネチア国際映画祭』金獅子賞を受賞するほか、他の作品でも国内の映画賞、各国の国際映画祭で数々の賞を受賞。手掛けた映画は 『あの夏、いちばん静かな海。』、『ソナチネ』、 『菊次郎の夏』、 『座頭市』、『監督・ばんざい!』、『アウトレイジ』シリーズなどがある。お笑い芸人“ビートたけし”だけでなく、日本を代表とする映画監督“北野武”としても活躍している。(出典 オリコンニュース 北野武)
あらすじ
ガソリンスタンドで働く青年・雅樹は、ヤクザとの些細なトラブルをきっかけに、暴力の世界へと巻き込まれていきます。仕返しがさらなる仕返しを呼び、暴力の連鎖は次第に周囲の人々まで巻き込みながら、取り返しのつかない方向へ進んでいきます。
北野武監督らしい静けさと緊張感が漂う作品であり、人間の怒りや暴力の恐ろしさを鋭く描いた映画です。
感想
この映画で最も印象に残ったのは、ヤクザたちが怒りを感じると、すぐに暴力で相手を支配しようとする場面です。嫌がらせを受ければ報復し、その報復に対してさらに報復が繰り返されます。誰一人として怒りを抑え、争いを終わらせようとする人物はいませんでした。
その結果、暴力の連鎖は止まることなく、多くの登場人物が報復によって命を落としていきます。もし誰か一人でも怒りをこらえ、仕返しを思いとどまったなら、違った結末になっていたかもしれません。自分の感情を抑えることができず感情のままに行動しようとする姿は子供のように映りました。大人ならば我慢することも大切です。
一般社会において怒りの感情に困っている人は多くいます。だから怒りに対処する方法は本屋にいけばたくさん売っています。アンガーマネジメントの代表的な方法として、怒りがわいたときに6秒間我慢するというのが広く知られています。怒りのせいで人生が悪くなった経験は誰でもあると思います。
映画を観て強く感じたことは、怒りは決して問題を解決しないということです。一時の感情にまかせた行動は自分の気持がおさまることになりますが、新たな怒りを生み、倍になって自分自身に返ってきます。
暴力や復讐は一見すると相手に勝ったように思えるかもしれません。しかし実際には相手に憎しみの感情を植え付けることになり、さらなる復讐を招くことになります。その結果、人生は坂を転げ落ちるように悪くなっていきます。
『3-4x 10月』は、ヤクザを描いた作品でありながら、私たちの日常にも通じ「怒りの恐ろしさ」を教えてくれる映画でした。怒りに支配されたとき、人はどれほど簡単に人生を誤った方向へ進めてしまうのか。そのことを静かに問いかける作品だと感じました。
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