要約
慢心 自惚れ心
立場が人を作る
→ 学校の先生は自分の校区内ではパチンコをやらない。もし生徒や生徒の親に見つかったらしめしがつかない
→ 自衛隊が被災地へ行ったとき、被災地の市民が自衛隊に自分たちが支給された豚汁などを差し出すことがある。しかし自衛隊は受け取らない。それがテレビに映ってなぜ自分たちが送った支援物を自衛隊が食べているのかと批判されるから
→ 親になったとき子供のために立派な大人にならなければと思う。自分を律して子供に尊敬される親になりたいと思う
立場が人をダメにする
→ 立場を利用してパワハラ、セクハラをすることがある。
あわれなり 人去りて知る 身の不徳
親鸞は弟子一人ももたずそうろう
→ 親鸞聖人を師と仰ぐ人はたくさんいた
→ 二十四輩 有名な二十四人のお弟子がいた
→ 親鸞聖人ご自身が自分を慕って集まってきた弟子たちを俺の弟子だと思っていなかった
名利に人師をこのむなり
人間は名誉欲、利益欲から離れられない
→ 人から先生と呼ばれたい 立派な指導者だと思われたい
感想
人から先生と仰がれたいという気持ちは誰にでもある。立場が人を作り、立場が人をダメにするというのは確かにそうだと思った。
親鸞聖人は弟子一人ももたないといわれた。親鸞聖人ほどの人なら、俺の弟子たちはこいつらだといっても誰も不思議に思わないだろう。実際、慕って集まってきた人たちがいたのだからそう思うのが普通だ。ところが、俺の弟子だという気持ちはなかったという。それが信じられないし、すごいとしかいいようがない。
仏教では人に認められたいという気持ちは名誉欲といい、五欲の中の一つに数えられる。欲は煩悩であり煩悩によって悩みや苦しみを味わうことになる。煩悩は死ぬまでなくならない。
煩悩まみれの凡夫が救われる道があることをあきらかにされたのが仏教であるという。
煩悩はすべての人が持っている。
だから仏教は我が身のことだと強く認識する必要がある。
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