こんな人を大切にすれば幸せになれるとは?
「どんな人を大切にすれば幸せになれるのか?」
その答えはシンプルです。
かつて御恩を受けた人を大切にする人は幸せになれます。
ここで重要なのは」「かつて」という言葉です。
今、自分に利益や助けを与えてくれる人を大切にするのはある意味当然です。しかし、多くの人が見落としがちなのは、過去に支えてくれた人の存在です。
人はなぜ恩を忘れてしまうのか(忘恩の心)
私たちは、受けた親切を忘れやすいものです。仏教ではこれを忘恩(ぼうおん)といいます。
受けた親切は忘れてはいけない
与えた親切は覚えていてはいけない
この教えとは裏腹に、人間の心は次第に変わっていきます。
感謝が消えていく人間の心理(大富豪のエピソード)
ある富豪が不治の病にかかり、絶望していました。
「もし治してくれる医者がいるなら、全財産を差し出してもいい」と思っていました。
ところが、名医の治療で回復の見込みが立つと、心は変わっていきます。
・全財産 → 半分でもいい
・半分 → 三分の一でもいい
・最後には「お礼は少しでいい」と思うようになる。
さらに回復すると、「治すのは医者の仕事だから高額なお礼は不要だ」と考えるようになります。
しかし、大富豪は気づきました。
「このままでは恩知らずになる」と。
そこで、感謝の気持ちが薄れる前にすぐにお礼を渡したのです。
人は時間が経つほど、感謝よりも執着が強くなる、という現実がここにあります。
「借りるときのえびす顔、返すときのえんま顔」
この言葉の通り、
・借りるとき → 笑顔で感謝する
・返すとき → 不満そうな顔になる
これが私たちの姿ではないでしょうか。
最初は感謝していても、時間とともに「当たり前」に変わってしまうのです。
かつてご恩を受けた人とは誰か
では、「かつてご恩を受けた人」とは誰でしょうか。
最も身近な存在が親です。
仏教では、恩を受けた相手を恩田(おんでん)といい、その人に報いる行いをしなさい、といいます
幸せの分かれ道は「恩を大切にするかどうか」
かつて支えてくれた人を、
・大切にするか
・ないがしろにするか
この違いが、人生の幸福・不幸の分かれ道になります。
へそのたとえ|見えない恩の大切さ
一見、何の役にたっていないように見える「へそ」。
しかし、へそは赤ちゃんのころ、母親から栄養を受け取るための命綱でした。
へそがなければ、今の自分は存在しません。
つまり、
今は役に立っていないように見えても、過去に大きな恩がある存在なのです。
この「へそ」にあたるのが、
・親
・夫や妻
・先輩や恩人
です。
仏教に学ぶ「恩を大切にする生き方」
仏教では、布施をする相手も大切だと教えられます。
これを三田(さんでん)といいます。
中でも恩田(恩を受けた人)は、特に大切にすべき存在です。
法然上人と親鸞聖人に見る恩の姿
法然上人と親鸞聖人の関係も、恩を大切にする代表例です。
親鸞聖人は29歳で法然上人に出会い、ともに過ごしたのはわずか6年間でした。
しかしそのご恩は深く、54歳のときに執筆した『教行信証』は、法然上人の教えを後世に伝えるためのものでした。
まとめ|幸せになる人の共通点
こんな人を大切にする人は幸せになれます。
・かつてご恩を受けた人を忘れない
・感謝の気持ちを持ち続ける
・見返りではなく恩を基準に行動する
人はつい「今の利益」で人を見てしまいます。しかし、本当に大切なのは「過去の恩」です。
恩を大切にする生き方こそが、長い目で見て自分の幸せにつながるのです。
感想
かつてご恩を受けた人を大切にすることが幸せにつながるという。かつてご恩を受けた人はいるけど、今はもう会うことがいない人がいる。その人たちに直接恩を返すことはできないが、感謝の気持ちは忘れないようにしたいと思いました。
そして今度は自分が感謝されるように、与える側になれるようにしてきたい。人に喜ばれるような存在を目指していきたいです。
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