もし、相手の心がすべてわかるとしたら——それは本当に幸せでしょうか?
近年注目されている「ニューロテクノロジー」によって、人の感情や思考が読み取れる時代が近づいています。
しかし、心が見えることで人間関係は本当に良くなるのでしょうか。
この記事では、
・ニューロテクノロジーの可能性と問題点
・仏教が教える人間の苦しみの本質
をわかりやすく解説します。
仏教で説かれる苦しみの全体像を知りたい方はこちら

ニューロテクノロジーとは何か
ニューロテクノロジーとは、脳波などの電子信号を解析することで、人の喜怒哀楽や感情を読みとる技術です。
この技術が進めば、
👉相手が何を考えているか
👉本音でどう思っているか
がわかるようになると言われています。
しかし同時に、
・プライバシーの侵害ではないか
・人間関係が壊れるのではないか
という問題も指摘されています。
心が読める世界は本当に幸せか(ドラえもんの例)
この問題を分かりやすく示しているのが、ドラえもんに登場する「さとりヘルメット」です。
ヘルメットをかぶると、相手の心がすべて分かる道具です。
のび太は喜んで使いますが、
・しずかちゃんは「今は遊びたくない」と思っている
・ジャイアンの歌をみんなが嫌がっている
という現実を知ってしまいます。
👉結果として、誰も幸せになれません。
人間関係の苦しみについて詳しくはこちら

心が見えると人間関係は壊れるのか
ニューロテクノロジーが進めば、夫婦や親子の本音も分かってしまいます。
例えば、
👉妻が夫を本当は好きではないと分かってしまう
👉子どもが親に不満を持っていると分かる
それでも関係を続けられるでしょうか。
👉「知らないからこそ成り立つ関係」もあるのです。
なぜ人は苦しみつづけるのか

仏教が教える「有無同然」の苦しみ
仏教では、
有っても無くても苦しみは変わらない
と説かれます。。
これを、有無同然
といいます。
たとえば、
・無い人 → 鉄の鎖で縛られて苦しむ
・有る人 → 金の鎖で縛られて苦しむ
👉どちらも「縛られている」点では同じです。
つまり、
👉技術があっても
👉技術がなくても
根本の苦しみは解決しないのです。
苦しみが生れる仕組みをさらに詳しく

科学は人を幸せにするのか
科学そのものに善悪はありません。
問題は、
👉それを使う人間の心
です。
ニューロテクノロジーが進むと、
・自分を好きな人だけ集める
・嫌いな人を排除する
という社会になる可能性があります。
これは仏教でいう
愛憎違順
の心です。
👉自分に従う人は愛し
👉従わない人は憎む
人間関係で悩む理由を深く知りたい方へ

人間の心にある「三匹の鬼」
仏教では、人の心の中に
・欲(青鬼)
・怒り(赤鬼)
・ねたみ・憎しみ(黒鬼)
があると教えます。
👉この三つが苦しみを生み出す根本原因です。
どんな技術が進んでも、
👉この心が変わらなければ
👉苦しみはなくならない
苦しみから抜け出す方法はこちら

ニューロテクノロジーでは解決できない問題
心が見えるようになっても
・欲がなくなるわけではない
・怒りが消えるわけでもない
・嫉妬がなくなるわけでもない
👉むしろ強まる可能性すらある
仏教が教える本当の幸せ
仏教は、
👉人間の心そのものを見つめる教え、です。
つまり、
👉技術ではなく
👉心のあり方を変えること
が重要だと説きます。
人生の目的を知りたい方へ
まとめ|本当の問題は「技術」ではない
ニューロテクノロジーは確かに便利な技術です。
しかし、
👉それだけでは人は幸せになれない
なぜなら、
👉苦しみの原因は「心」にあるからです。
感想
人の心がわかるようになれば、人間関係がうまくいくように思える。相手が何を考えているかわからないと悩む必要がなくなるし、本音を隠すことなく腹を割って付き合うことができる。だからうまくいきそうだが、心がすべてわかるということは、いいことばかりではないです。ドラえもんのエピソードがそれをものがたっています。
僕自身、人との関係がギクシャクしたとき、怒りのあまり言葉で相手を非難しようとしたがギリギリで言えなかったという経験があります。その相手としばらくして関係がよくなり、あのとき怒りのあまり言わなくてよかったなという経験は何度もしたことがあります。。もし自分の心が相手にすべて伝わっていたらもう仲のいい関係ではいられない。人間関係を良好に築くためには人の心はすべてわからないほうがいいと思います。
仏教では人の心には三匹の鬼がいると教えられる。青鬼、赤鬼、黒鬼、この三匹は人間の煩悩の代表的なものをあらわしている。それは欲、怒り、ねたみそねみ憎しみのことだ。この鬼がいるかぎりたとえ人の心がすべてわるようになっても幸せにはなれない。しかしこの三匹の鬼がいるままで本当の幸せになることが教えられているのが仏教だという。これからも学びつづけたいです。
動画
要約
■ ニューロテクノロジーは人を幸せにするか
・ ニューロテクノロジーとは脳波の電子信号を調べることによってその人の喜怒哀楽の感情がわかる
・ 心の中を見られるのはプライバシーの侵害にならないか? 果たしてこの技術で私たちは幸せになることができるか?
■ ドラえもん
・ ドラえもんの道具にさとりヘルメットというのがある。ヘルメットをかぶると相手の心が全部わかるという道具。のび太はこの道具をもらい喜ぶ。人の心がわかるのは最高だから。ヘルメットをかぶりしずかちゃんのところへ行く。しずかちゃんはのび太がきて困ったなと思っている。今は遊びたくないから。のび太はその気持ちが全部わかってしまう。のび太は遊ぶのをやめる。しばらくしてジャイアンに会うとさとりヘルメットを取られてしまう。ジャイアンはさとりヘルメットをかぶった。すると自分の歌のリサイタルをみんながすごく嫌がっているのがわかってしまい、がっかりする。さとりヘルメットでは誰も幸せになれない。
・ ニューロテクノロジーでは夫婦の気持ちもわかってしまう
→ 妻は夫のことをぜんぜん好きじゃないということがわかってしまう。それでも夫婦としてやっていけるか。
・ 親子の場合でも同じ
■ 仏教には有っても無くても苦しみ悩む姿は変らないと説かれる
→ 有無同然
→ 無い人は鉄の鎖で縛られて苦しむ。有る人は金の鎖で縛られて苦しむ。いずれも縛られて苦しんでいる
■ 科学は人間が何に使うかによって恐ろしいものにもなる
・ ニューロテクノロジーによって自分のことをどう思っているかがわかってしまうと、好きな人だけを集めて嫌いな人は遠ざけてしまう世の中になる。
・ 愛憎違順 自分に従う者は愛する、違う者は憎む。自分に対する評価によってその人を好きになったり嫌いになったりする。
・ 科学自体に問題はない。科学を使う人間に問題がある。
■ 人間の心には鬼がいる
・ 青鬼 欲
・ 赤鬼 怒り
・ 黒鬼 ねたみ そねみ 憎しみ
→ 三匹の鬼が地獄を造る
・ 仏教では三匹の鬼を抱えた人類がどうしたら本当の幸せになることができるかを教えられている
感想
人の心がわかるようになれば、人間関係がうまくいくように思える。相手が何を考えているかわからないと悩む必要がなくなるし、本音を隠すことなく腹を割って付き合うことができる。だからうまくいきそうだが、心がすべてわかるということは、いいことばかりではない。ドラえもんのエピソードがそれをものがたっている。
僕自身、人との関係がギクシャクしたとき、怒りのあまり言葉で相手を非難しようとしたがギリギリで言えなかったという経験がある。その相手としばらくして関係がよくなり、あのとき怒りのあまり言わなくてよかったなという経験は何度もしたことがある。もし自分の心が相手にすべて伝わっていたらもう仲のいい関係ではいられない。人間関係を良好に築くためには人の心はすべてわからないほうがいい。
仏教では人の心には三匹の鬼がいると教えられる。青鬼、赤鬼、黒鬼、この三匹は人間の煩悩の代表的なものをあらわしている。それは欲、怒り、ねたみそねみ憎しみのことだ。この鬼がいるかぎりたとえ人の心がすべてわるようになっても幸せにはなれない。しかしこの三匹の鬼がいるままで本当の幸せになることが教えられているのが仏教だという。これからも学びつづけたい。

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