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お盆の風習とは本来の仏教とは違う

要約

お盆になると亡くなった人の霊が戻ってくるというのは、中国の民間信仰によるもの

迎え火  亡くなった人の霊が戻ってくるのでお迎えするために火をたく

精霊馬  きゅうりに割り箸で足をつくる この馬に乗って亡くなった人の霊が我が家に帰ってくる 早く帰ってきてほしいから馬にする

盆提灯  死んだ霊が自分の家を間違えないように提灯に家紋を入れて掲げる

精霊棚  たくさんのお供え物 ご馳走や飲み物を供える

読経   僧侶をよんで読経してもらう 亡くなった人の霊がお経をよんでもらって喜ぶ

墓参り  亡くなった人の霊が帰ってきているから

精霊牛  ナスに割り箸をさして足にして牛をつくる 牛に乗ってゆっくり帰ってくださいというもの

送り火  亡くなった人の霊を送る

精霊流し お供え物や馬や牛にしたきゅうりやナスを川に流す

 

亡くなった人の霊はお仏壇に帰ってくるのか? 墓に帰ってくるのか? 墓を通って家にくるのか?

仏教では亡くなった人の霊がお盆に帰ってくるということは教えられていない

死んだら業に応じて次の世界にいくと教えられる 

この世で阿弥陀仏の救いにあった人ならば、死んで極楽浄土へ往って仏になっている しかし衆生済度という人々を救う活動に大忙しで、子孫のところに霊となって帰ってくることはない

お盆とは盂蘭盆経というお経からきている言葉 盂蘭盆の盆からお盆になった

盂蘭盆経に説かれていること

→  僧侶に供養するお布施をすることの功徳の尊さを教えられている

盂蘭盆という意味は倒懸という意味 

→  倒懸とは頭が下で足が上になっている逆さまのこと

→  布施をして幸せになるのが本来の仏教 しかし奪って幸せになろうとする慳貪になっている 布施と慳貪が逆さまになっている

感想

お盆に亡くなった人の霊が帰ってくるというのは、中国の民間信仰からくるというのは初めて知った。本来の仏教ではないという。盂蘭盆経というのもあまり聞いたことのないお経だが、そこからお盆という名前がきているという。

僕の家では精霊馬や精霊牛をつくったことがあったが、その意味は知らなかった。ただお盆でやる風習くらいにしか思っていなくて、なんのためにやっているのか知らなかった。

仏教の盂蘭盆経とは仏法を伝える人に供養してこそ、本当の苦しみ悩んでいる人を救うことができる、ということがお教えられている。だから、僧侶にお布施することは尊く功徳がある。

仏教の教えを正しく伝えてくれる善知識から仏法は聞かなければならない。

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この記事を書いた人

1983年生まれです。
仏教を学んでよりよい人生をおくりたいです。
みなさん一緒に学びましょう。

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