お盆に亡くなった人の霊は帰ってくるのか?仏教から見たお盆の意味

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お盆になると、

「ご先祖様の霊が帰ってくる」

とよく言われます。

そのため、

・迎え火を焚く

・精霊馬を飾る

・盆提灯を灯す

・墓参りをする

などの習慣が行われています。

しかし、

「本当に亡くなった人の霊は家に帰ってくるのだろうか」

と疑問に思う人も少なくありません。

仏教ではどのように教えられているのでしょうか。

目次

お盆に行われる行事の意味

お盆にはさまざまな風習があります。

迎え火

亡くなった人の霊を迎えるために火を焚く習慣です。

精霊馬

きゅうりに割り箸などで足を付けて馬を作ります。

「少しでも早く家に帰ってきてほしい」

という願いが込められています。

盆提灯

亡くなった人の霊が迷わず家に帰れるように灯す提灯です。

精霊棚

ご先祖様のために食べ物や飲み物を供える棚です

読経

僧侶にお経を読んでもらい供養します。

墓参り

ご先祖を偲び、感謝するために墓を訪れます。

精霊牛

ナスで作る牛です。

「帰りはゆっくりと帰ってください」

という意味があります。

送り火

お盆の終わりに霊を送り出すための火です。

お盆に霊が帰ってくるという考えの由来

実は、

「お盆に亡くなった人の霊が帰ってくる」

という考え方は、仏教そのものの考えではありません。

中国の民間信仰や祖先崇拝の影響を受けて、日本のお盆行事として定着したものといわれています。

そのため、

・仏壇に帰ってくる

・お墓に帰ってくる

・お墓を経由して家に帰ってくる

など、地域によってさまざまな考え方があります。

仏教では死後どうなると教えられているのか

仏教では、人は亡くなると業(ごう)の力によって次の世界へ生れると教えられています。

したがって、

「お盆だから霊が家に帰ってくる」

とは説かれていません。

特に浄土真宗では、

阿弥陀仏の本願に救われた人は、亡くなると極楽浄土へ往生して仏になると教えられています。

仏となった人は、人々を救う活動を行うため、子孫のもとへ霊となって帰ってくる存在ではないと説かれています。

阿弥陀仏の本願についてはこちら

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お盆の語源は盂蘭盆

お盆という言葉は、

「盂蘭盆(うらぼん)」

から来ています。

さらに、その由来となった経典が『盂蘭盆経』です。

盂蘭盆とはどんな意味か

盂蘭盆とは、

「倒懸(とうけん)」

つまり、

「逆さ吊り」

を意味すると説明されることがあります。

苦しみの状態を表した言葉です。

仏教が教える本当の供養とは

『盂蘭盆経』では、僧侶に布施を行う功徳の尊さが説かれています。

布施とは、人に施すことです。

仏教では、

「与えることで幸せになる」

ことを教えています。

しかし私たちは、

「なければ欲しい。あればあったでもっと欲しい」

という慳貪(けんどん)の心を持っています。

つまり、

布施の心とは反対の生き方をしているのです。

お盆は単に霊を迎える行事ではなく、

自分自身の生き方を振り返り、布施の心の尊さを学ぶ機会でもあります。

なぜ布施をすると幸せになれるかについてはこちら

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まとめ

お盆に亡くなった人の霊が帰ってくるという考えは、中国の民間信仰の影響を受けた日本の風習です。

仏教では、人は亡くなると業に応じて次の世界へ生れると教えられています。

また浄土真宗では、阿弥陀仏の救いにあった人は極楽浄土へ往生して仏となるため、お盆に霊となって帰ってくるとは説かれていません。

お盆の本来の意義は、ご先祖様への感謝だけでなく、自らの生き方を見つめ直し、布施の心の大切さを学ぶことにあるのです。

感想

お盆に亡くなった人の霊が帰ってくるというのは、中国の民間信仰からくるというのは初めて知りました。本来の仏教ではないといいます。盂蘭盆経というのもあまり聞いたことのないお経だが、そこからお盆という名前がきているといわれます。

僕の家では精霊馬や精霊牛をつくったことがあったが、その意味は知りませんでした。ただお盆でやる風習くらいにしか思っていなくて、なんのためにやっているのか知らなかったです。

仏教の盂蘭盆経とは仏法を伝える人に供養してこそ、本当の苦しみ悩んでいる人を救うことができる、ということがお教えられているとわかりました。だから、僧侶にお布施することは尊く功徳があるのです。

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この記事を書いた人

1983年生まれです。
仏教を学んでよりよい人生をおくりたいです。
みなさん一緒に学びましょう。

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