文句ばかり言う人との付き合い方|仏教が教える人間関係を楽にする考え方

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「文句ばかり言う人に疲れる」

「愚痴ばかり聞かされてしんどい」

そんな経験は誰にでもあるのではないでしょうか。

仏教には、人間関係を円満にするための大切な教えがあります。

今回は、文句ばかり言う人との付き合い方について、仏教の視点から考えてみましょう。

目次

文句ばかり言う人を否定すると人間関係は悪化しやすい

誰かの愚痴や文句を聞かされたとき、

「そんな考え方は間違っている」

「あなたにも問題がある」

とすぐに否定したくなることがあります。

しかし、そのような対応は人間関係をさらに悪くしてしまうことがあります。

なぜなら、文句を言っている人は、

「自分は正しい」

「こうに違いない」

という思い込みを持っていることが多いからです。

その状態で真正面から否定されると、相手は反発し、かえって感情的になってしまいます。

まさに火に油を注ぐような結果になりかねません。

愚痴を聞くことも布施になる

仏教では、人に親切することを「布施」といいます。

布施というと、お金や物を与えることをイメージする人も多いかもしれません。

しかし布施には、

・お金を与える

・物を与える

・言葉を与える

・安心を与える

など様々な形があります。

相手の話を真剣に聞くことも、その一つです。

愚痴や悩みを抱えている人にとって、

「話を聞いてもらえた」

というだけで心が軽くなることがあります。

ただ聞いてあげることも、大切な優しさなのです。

与えることで幸せになれることができる「布施」について

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仏教でいう「餓鬼」とはどんな人か

仏教では、自分の欲求ばかりを求める状態を「餓鬼」と表現します。

餓鬼というと恐ろしい存在を想像しますが、

・不平不満ばかり言う

・自分のことばかり考える

・与えられることばかり期待する

という心の状態を指すこともあります。

子供を「餓鬼」と呼ぶこともありますが、それは子供が悪いという意味ではなく、自分の欲求を素直に表現する存在だからです。

実は私たち大人も、気づかないうちに餓鬼の心を持っていることがあります。

餓鬼の反対は「旦那」

餓鬼の反対として仏教で使われる言葉が「旦那」です。

現在では夫を意味する言葉として使われていますが、もともとはサンスクリット語の「ダーナ」に由来します。

つまり旦那とは、

与える人

という意味です。

自分が何をもらえるかではなく、

「相手に何を与えられるか」

を考える人です。

人間関係が苦しくなるパターン

餓鬼対餓鬼

お互いが不満や要求ばかりをぶつけあう関係です。

・自分のことをわかってほしい

・相手が悪い

・自分が損をしたくない

そんな思いがぶつかり合い、人間関係はどんどん苦しくなります。

旦那対餓鬼

一方が文句ばかり言い、もう一方が受けとめる関係です。

決して楽ではありませんが、相手を支えることができる関係でもあります。。

最も良い人間関係は旦那対旦那

理想的なのは、

旦那対旦那

の関係です。

お互いが、

・相手を思いやる

・与えることを考える

・感謝の気持ちを持つ

そんな関係になれば、人間関係は安定します。

そして餓鬼の心を持った人も、周囲の旦那に支えられることで少しずつ成長していくことができます。

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文句を言われたときはどうすればいいか

自分が文句を言われる立場になることもあります。

そのとき大切なのは冷静に受け止めることです。

文句を言う人は、

「欠点を見つけるのが上手な人」

ともいえます。

相手の言葉の中には、自分では気づかなかった改善点が含まれていることがあります。

そのため、まずは耳を傾けてみることも大切です。

しかし、

・明らかな悪意がある

・根拠のない批判である

・関わることで心が疲弊する

場合は無理に付き合う必要はありません。

悪縁からは距離を置くことも大切

親鸞聖人は、

悪をこのまん人には慎みて遠ざかれ、近づくべからず

と教えられています。

人を傷つけ続ける人や、悪い影響を与える人とは適切な距離を取ることも必要です。

仏教は我慢し続けることを教えているのではありません。

自分自身を守ることが大切な智慧なのです。

まとめ

文句ばかり言う人との付き合い方で大切なのは、

・すぐに否定しない

・話をきくことも布施と考える

・自分も餓鬼の心を持っていると知る

・与える人(旦那)を目指す

・必要なときは距離を置く

ということです。

人間関係が苦しくなるのは、「自分が、自分が」という餓鬼の心がぶつかり合うときです。

反対に、「何を与えられるだろうか」という旦那の心が育つほど、人間関係は穏やかになっていきます。

仏教は、相手を変える方法ではなく、まず自分の心のあり方を見つめる教えなのです。

感想

誰かに対しての文句というのは必ずあるものです。もっとこうしてくれればいいのにとか、なんであれができないのかという文句は職場でも家庭でもよく聞きます。聞く方はあまり気持ちはよくないが、言った方は少しは気持ちが楽になるということがあります。いわゆるガス抜きで、小さくガス抜きをしていれば大きな爆発を防ぐことができます。

人の文句や悪口ばかり言うことは、相手の欠点や悪い点や短所を必死になって探し出すことといえます。心理学の研究ではそれは他人に対する「ネガティブな観察力」が鍛えられてしまうことになり、その「ネガティブな観察力」は自分に対しても無意識に向けられ、自分の中のネガティブな部分を発見して自己肯定感をさげてしまうことになるといわれています。文句や悪口ばかりいうと幸せが遠のいてしまいます。

仏教では文句を言い、自分の欲求ばかり求める人を餓鬼といいます。それに対して与える人のことを旦那という。餓鬼も旦那も日常生活で使う言葉だがその語源は仏教にあったことを知らない人は多いと思います。仏教を学んでいると、仏教の中で教えられていた言葉が日常生活の場で使われるようになったということがたくさんあります。その言葉の本来の意味を知るととても勉強になるし面白いです。仏教を学び続けることの隠れた面白さだと思いました。

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この記事を書いた人

1983年生まれです。
仏教を学んでよりよい人生をおくりたいです。
みなさん一緒に学びましょう。

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