『子や孫に読み聞かせたい論語』書評|思いやりと努力から学ぶ人生の教え

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「自分のことを理解してくれる人がいない」

そんな孤独を感じたことはないでしょうか。

人間関係がうまくいかないとき、私たちは誰かに理解してもらいたい、認めてもらいたいと思うものです。

しかし、自分のことを理解してほしいと願う前に、相手のことを思いやる姿勢も大切なのではないでしょうか。

誰でも、自分を大切にしてくれる人とは親しくなりたいと思うものです。

反対に、自分のことしか考えず、他人を雑に扱う人とは、距離を置きたくなることもあるでしょう。

私は、よい人間関係を築くためには、まず自分自身が思いやりや誠実さを持つことが大切なのだと思います。

今回紹介する『子や孫に読み聞かせたい論語』は、安岡定子さんが中国の古典『論語』の教えを、わかりやすく紹介した一冊です。

本書には、人間関係や努力、生き方について考えさせられる言葉が数多く収められています。

今回は、その中でも私が特に印象に残った3つの教えについて、自分自身の経験や感想を交えながら紹介します。

目次

『子や孫に読み聞かせたい論語』とはどんな本?

本書の著者である安岡定子さんは、1960年に東京都で生まれました。

二松學舍大学文学部中国文学科を卒業し、子どもや保護者に向けた論語の講座などを通して、古典の教えを伝えてきた人物です。

著書には『親子で楽しむこども論語塾』シリーズなどがあります。

『論語』は、中国の思想家である孔子と、その弟子たちの言行をまとめた古典です。

人としての生き方や学ぶ姿勢、人間関係について、現代にも通じるさまざまな教えが収められています。

本書は、難しく感じられがちな『論語』を、子どもにも理解しやすい言葉で解説しているところが特徴です。

私は、『論語』の言葉には、そのときの自分の状況によって、違った意味を感じられる魅力があると思います。

悩んでいるときに読めば励まされ、迷っているときに読めば、自分の行動を見つめ直すきっかけになります。

何度も読み返すことで、新しい発見があるのも古典の面白さでしょう。

1.徳は孤ならず|思いやりのある人には理解者が現れる

本書で最初に印象に残ったのが、次の『論語』の言葉です。

「徳は孤ならず、必ず隣有り」

これは、徳のある人は孤立したままではなく、理解し支えてくれる人が現れるという教えです。

私は、この言葉にとても共感しました。

人間関係で悩んでいるとき、私たちは自分を理解してくれる人を求めることがあります。

しかし、相手に理解を求めるだけでは、よい関係を築くことは難しいかもしれません。

まず、自分自身が相手を思いやること。

相手の話に耳を傾けること。

困っている人がいたら、できる範囲で助けること。

そうした行動を積み重ねることが、人との信頼関係につながるのだと思います。

よい縁を持ちたければ、自分の行いを大切にする

私は、思いやりや誠実さを心がけていると、思いがけない出会いに恵まれることがあると感じています。

昔から「類は友を呼ぶ」といわれます。

似た考え方や価値観を持つ人同士は、親しくなりやすいものなのでしょう。

だからこそ、よい人間関係を築きたいのであれば、まず自分自身の行いを見直すことが大切だと思います。

もちろん、思いやりを持って接していれば、必ず誰からも理解されるというわけではありません。

相性や環境によって、人間関係がうまくいかないこともあります。

それでも、相手を大切にする姿勢は、信頼関係を築くための大切な土台になるでしょう。

私は、自分を理解してくれる人を求めるだけでなく、まず自分が相手を理解しようとする人間でありたいと思いました。

2.剛毅朴訥、仁に近し|優しさは言葉より行動で示す

次に印象に残ったのが、次の言葉です。

「剛毅朴訥、仁に近し」

意志が強く、飾り気がなく、口数が少なくても誠実な人は、仁の徳に近いという教えです。

私は、この言葉から、人間の誠実さは言葉だけでは判断できないのだと感じました。

世の中には、話が上手な人もいれば、口下手な人もいます。

自分の気持ちを言葉で伝えるのが得意な人もいれば、なかなかうまく表現できない人もいるでしょう。

しかし、話が上手だからといって、必ずしも誠実な人とは限りません。

反対に、口下手であっても、行動によって相手を大切にしていることが伝わる人もいます。

私は、人との信頼関係を築くうえで、言葉と行動が一致していることが重要だと思います。

恋愛や人間関係でも大切な誠実さ

例えば、恋愛においても、優しい言葉をかけることは大切でしょう。

しかし、どれだけ愛情を言葉で伝えていても、実際の行動が伴っていなければ、相手から信頼してもらうことは難しいかもしれません。

困っているときに助けてくれる。

約束を守ってくれる。

相手の気持ちを考えて行動してくれる。

私は、こうした日々の行動にこそ、その人の誠実さが表れるのだと思います。

長くよい関係を築くためには、言葉だけでなく、行動によって思いやりを示すことが必要なのでしょう。

私自身も、口先だけで終わらず、行動で優しさを示せる人間になれるように、自分を磨いていきたいと思います。

3.人知らずして慍らず|評価されなくても努力を続ける

最後に紹介したいのが、『論語』の冒頭にある有名な教えです。

「学んで時に之を習う、亦説ばしからずや」

「朋有り、遠方より来る、亦楽しからずや」

「人知らずして慍らず、亦君子ならずや」

学んだことを繰り返し身につける喜び。

同じ志を持つ仲間と交流する楽しさ。

そして、他人から認められなくても、不満を抱かずに学び続ける姿勢。

私は、この教えがとても印象に残りました。

人は、努力していると、誰かに認めてもらいたいと思うものです。

一生懸命に頑張っているのだから、評価してほしい。

努力していることを知ってほしい。

そんな気持ちになるのは自然なことでしょう。

しかし、努力したからといって、必ず自分の望む評価が得られるとは限りません。

私は、そんなときこそ、何のために努力しているのかを考えることが大切なのだと思います。

ブログを続けてきた自分自身の経験

私自身にとって、この教えはブログを書くことと深く結びついています。

私はこれまでブログを書き続けてきました。

記事を書くために本を読み、内容を考え、自分なりの感想を文章にまとめています。

もちろん、頑張っている以上、多くの人に読んでもらいたいという気持ちはあります。

努力して書いた記事が評価されれば、うれしいものです。

しかし、思うような評価が得られないこともあります。

そんなとき、本書の教えを思い出しました。

他人から認められることだけが、努力する目的ではないのだと思います。

私は、ブログを書くこと自体に楽しさを感じています。

新しい本を読んで知識を得ること。

自分の考えを文章にまとめること。

今まで知らなかったことを学ぶこと。

こうした経験にも、ブログを続ける価値があると思います。

もちろん、多くの人に読まれるブログにしたいという目標もあります。

しかし、結果だけを気にするのではなく、学びながら書き続けること自体も大切にしたいと思いました。

努力を楽しめる人になりたい

私は、努力を続けるためには、その過程に楽しさを見つけることが大切だと思います。

他人からの評価だけを目的にしていると、思うような結果が出なかったときに、続けることが苦しくなってしまうかもしれません。

しかし、学ぶことや成長すること自体に喜びを感じられれば、努力を続ける力になるでしょう。

私は、これからもブログを通して新しいことを学び、自分自身を成長させていきたいと思います。

4.『論語』から学ぶよい人間関係と生き方

本書を通して感じたのは、『論語』の教えは、現代の人間関係や仕事にも役立つということです。

人を思いやること。

誠実な行動を心がけること。

他人からの評価だけにとらわれず、努力を続けること。

どれも特別なことではありません。

しかし、日常生活の中で実践し続けるのは、決して簡単ではないでしょう。

私たちは、つい自分のことを優先してしまうことがあります。

また、他人から認められたいという気持ちが強くなることもあります。

だからこそ、ときどき自分自身の行いを振り返ることが必要なのだと思います。

私は、『論語』の言葉を学ぶことで、自分がどのような人間になりたいのかを考えるきっかけが得られると感じました。

まとめ|『子や孫に読み聞かせたい論語』から学んだ3つの教え

『子や孫に読み聞かせたい論語』は、安岡定子さんが『論語』の教えを、子どもにも理解しやすい言葉で紹介した一冊です。

私が特に印象に残ったのは、次の3つの教えでした。

  • 徳は孤ならず、必ず隣有り:思いやりや誠実さを大切にする
  • 剛毅朴訥、仁に近し:言葉だけでなく、行動で誠実さを示す
  • 人知らずして慍らず:他人から評価されなくても、学び続ける

私は特に、他人から評価されなくても努力を続けるという教えが心に残りました。

ブログを書いていると、多くの人に読んでもらいたい、評価してもらいたいと思うことがあります。

しかし、結果だけを気にしていては、書くことの楽しさを忘れてしまうかもしれません。

だからこそ、学ぶことや成長すること自体を大切にしたいと思います。

また、人間関係においても、相手に理解を求めるだけでなく、自分から思いやりを持って接することを心がけたいです。

人を思いやり、誠実に行動し、他人からの評価に左右されず努力を続ける。

これが、私が本書から学んだ大切な教訓です。

人間関係に悩んでいる人や、努力を続ける意味について考えたい人におすすめしたい一冊です。

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この記事を書いた人

1983年生まれです。
仏教を学んでよりよい人生をおくりたいです。
みなさん一緒に学びましょう。

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