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主演 ハリソン・フォード
1942年7月13日、アメリカ・イリノイ州シカゴ生まれの俳優。
1960年代から俳優活動を始め、下積み時代には大工として働きながら映画やテレビドラマに出演する。
ジョージ・ルーカス監督の『アメリカン・グラフィティ』(1973年)に出演し、『スター・ウォーズ』(1977年)のハン・ソロ役で世界的な人気を獲得した。
その後、スティーヴン・スピルバーグ監督の『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』(1981年)でインディ・ジョーンズを演じ、シリーズを代表する俳優となる。
ほかにも『ブレードランナー』(1982年)、『刑事ジョン・ブック/目撃者』(1985年)、『逃亡者』(1993年)など数多くの映画に出演している。
あらすじ
1936年、考古学者であり冒険家でもあるインディ・ジョーンズは、アメリカ政府からある重要な依頼を受ける。それは、旧約聖書に登場する十戒を納めたとされる「聖櫃(アーク)」を探し出すことだった。
聖櫃には強大な力が秘められていると伝えられ、ナチス・ドイツもその力を手に入れようと探索を進めていた。
インディは聖櫃の手がかりを求めてネパールへ向かい、かつての恋人マリオンと再会する。
やがて二人は、ナチスの追跡をかわしながら、聖櫃が眠るとされるエジプトへと向かう。
果たしてインディは、ナチスより先に聖櫃を発見できるのだろうか。
『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』感想|欲望と裏切りが交錯する冒険映画の傑作
黄金の偶像をめぐる裏切りと人間の欲望
映画の冒頭で印象に残ったのは、主人公インディ・ジョーンズがジャングルの奥深くで黄金の偶像を探す場面です。
数々の罠を乗り越え、ようやく黄金の偶像を手に入れたと思った矢先、同行していた仲間に裏切られてしまいます。
ところが、その仲間も遺跡に仕掛けられた罠によって命を落としてしまいます。
この展開には驚かされました。
黄金の偶像を独り占めしようとした結果、命を失ってしまう姿には、人間の欲深さがよく表れていると思います。
また、聖櫃(アーク)を探す冒険でも、インディは人を信用したことで危険な状況に陥ります。
人を信じることは大切ですが、相手を疑わずに行動することには危険もあるのだと感じました。
インディとマリオンの関係が印象的
インディのかつての恋人であるマリオンも、物語を盛り上げる重要な人物です。
マリオンはインディを助けることもあれば、思いがけず彼を危険な状況に巻き込んでしまうこともあります。
二人のやり取りには何度もハラハラさせられました。
それでも、インディは危険を顧みずマリオンを助けようとします。
その姿からは、彼女を大切に思う気持ちが伝わってきました。
何度観ても楽しめるアクションと音楽
本作の魅力は、何といってもスリルに満ちた冒険とアクションシーンです。
ジャングルの遺跡に仕掛けられた罠や、聖櫃をめぐる数々の危険な場面には、何度もワクワクさせられました。
さらに、冒険を盛り上げる音楽も忘れられません。
ジョン・ウィリアムズによる印象的なテーマ曲を聴くと、インディ・ジョーンズの冒険が思い浮かびます。
映像と音楽が一体となって、映画の面白さを引き立てていると感じました。
まとめ|今観ても色あせない冒険映画
『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』は、インディ・ジョーンズシリーズの記念すべき第1作です。
スリルあふれるアクションだけでなく、人間の欲望や裏切り、愛情といったテーマも描かれています。
公開から長い年月が経った現在でも、十分に楽しめる冒険映画だと思います。
何度観てもワクワクできる、魅力的な作品です。
『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』を仏教で読み解く|財欲と愛別離苦から考える人間の心
宝物を求める人間の欲望と財欲
『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』では、主人公インディ・ジョーンズが秘境や遺跡を冒険し、貴重な宝物を探し求めます。
こうした宝物や財産を手に入れたいという欲望は、仏教では「財欲」と呼ばれ、五欲の一つに数えられています。
人間の欲望には際限がありません。
欲しいものが手に入らなければ苦しみ、手に入れたとしても、今度はもっと欲しいと思うようになります。
映画の冒頭では、黄金の偶像を独り占めしようとした人物が、仲間を裏切る場面が描かれています。
私はこの場面に、人間の欲深さがよく表れていると感じました。
自分の利益だけを求めるあまり、他人のことが見えなくなってしまうのです。
我利我利亡者と自利利他の教え
仏教では、自分の利益ばかりを追い求める姿を「我利我利亡者」と表現することがあります。
自分さえ得をすればよいと考え、他人がどのような目に遭っても構わないという心です。
しかし、仏教では、そのような生き方では本当の幸せにはなれないと教えられます。
大切なのは「自利利他」の精神です。
自分だけの利益を考えるのではなく、他人の幸せのために行動することが、自分自身の幸せにもつながるという教えです。
黄金の偶像をめぐる裏切りの場面は、自分の利益だけを追い求めることの危うさを考えさせてくれました。
インディとマリオンの愛情から考える色欲
インディ・ジョーンズと、かつての恋人マリオンとの関係も、本作の見どころです。
インディは危険な状況に陥っても、マリオンを助けようとします。
その姿からは、彼女を深く思う気持ちが伝わってきました。
仏教では、異性への愛情や性的な欲望に関わる「色欲」も、五欲の一つとされています。
愛する気持ちが強いほど、その思いが妨げられたときには怒りや苦しみが生まれることがあります。
また、仏教では、愛する人と別れなければならない苦しみを「愛別離苦」といいます。
どれほど大切な人であっても、いつまでも一緒にいられるとは限りません。
愛することには喜びがありますが、同時に苦しみを生み出す可能性もあるのです。
まとめ|映画から人間の煩悩を考える
『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』は、スリルあふれる冒険映画であると同時に、人間の欲望について考えさせられる作品でもあります。
宝物を求める財欲、他人を犠牲にしてでも利益を得ようとする心、そして愛する人への強い思い。
こうした人間の姿を仏教の教えと照らし合わせることで、映画をより深く味わうことができました。
私はこの作品から、自分の欲望に振り回されるのではなく、他人の幸せも考えて行動することの大切さを感じました。
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