私たちの人生は決してお金を稼ぐことだけではない

要約

■ 時は金なり (アメリカ建国の父 フランクリン)

・ 時というのは大変貴重であるから金なりといえる

・ ビジネスパーソンはいかに短い時間で最大の効果を出すかを考えている

・ 仏教の視点では時はお金よりずっと貴重である、重い資産であると教えられる

→ お金は増やすことが出来る 今もっているお金を二倍にも三倍にもすることができる

→ 時は減る一方 自分はどんどん死に近づいていくばかり どれだけ健康に気を付けても平均寿命の二倍生きることはない

・ ところが私たちは時間を無駄に浪費してしまう お金があればもっと幸せになれるとお金を増やすことばかり考える

■ 人間は働いてお金を稼いで食べて、また働いてお金を稼いで食べてまた…の繰り返し

☆ 人生は食て寝て起きて 糞垂れて 子は親となる 子は親となる (一休)

・ 人生の大半はお金を稼ぐために生きているが、お金があれば人生悔いなしといえるか?

→ アメリカの大富豪は決して幸せではない。大富豪が晩年になって語ったことは「一体巨万の富が今となっては何になるのか。もっと金を稼げば良かったと死の床で後悔したものがいるだろうか」

・ いよいよ死んでいく臨終のときにお金がおくらあっても意味がない

■ 善導大師 親鸞聖人が大変尊敬された方

・ 人間そうそうとして衆務を営み、年命の日夜に去ることを覚えず。灯の風中にありて滅すること期し難きが如し。忙々たる六道に定趣なし。未だ解脱して苦海を出ずることを得ず。云何が安然とし驚懼せざらん。 (善道大師)

→ すべての人間は忙しいそうに生きて生活をしている。こうして生きている間に自分の命がどんどん減っていることに無頓着である。命の長さの蠟燭は風が吹けば長い蝋燭だろうが短い蝋燭だろうが平等に消えてしまう。果てしない迷いの世界に私たちのよりどころにする世界はない。未だ苦しみの海からでることができない。どうして安穏として驚かないのか。

・ 善導大師は生涯かけて苦海から救出する大きな船があることを教えていかれた。親鸞聖人は苦海から大きな船に乗ることが出来た。

☆ 人身受け難し 今すでに受く

→ 人間に生れて本当によかった

■ 私たちの人生は決してお金を稼ぐことだけにあるわけではない

感想

人生は働いてお金を稼いで食べるだけなのか。それだけでは楽しくない。会社と家の往復ではつまらないから、何か趣味をもとうという人は多い。そうすれば人生が楽しくなるから。自分の好きなことをやれば、楽しい日々を過ごすことが出来る。僕自身も何か新しいことを始めてみようと思うことはよくある。コンフォートゾーンからでれば楽しいことが見つかると本やネットには書いてある。

しかし、仏教は人生を苦しみの海に例えられ難度海と教えられる。人生とは難度海を泳いでいるようなものという。難度海にいるかぎり苦しみの波はひっきりなしにやってくる。そんな難度海に大きな救助の大船があると仏教では説かれている。

仏教を聞く前はいかに人生を楽しむかを考えていたが、仏教を聞くとそれだけではなくもっと大きな幸せがあることがわかる。だったら、人生を楽しむ工夫をしながら仏教の教える幸せの身になれたら最強だと思う。仏教を学ばない理由はないはずだと思う。

仏法は聴聞に極まる。

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この記事を書いた人

1983年生まれです。
仏教を学んでよりよい人生をおくりたいです。
みなさん一緒に学びましょう。

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