はじめに|なぜ親切したのにイライラするのか?
「こんなにしてあげたのに、感謝もない…」
「親切にしたのに、逆にモヤモヤする」
このように、善いことをしたはずなのに苦しくなる経験はないでしょうか。
仏教では、この原因を
👉「雑毒の善(ぞうどくのぜん)」
と教えています。
なぜ人は苦しむのかを根本から知りたい方はこちらも参考になります

雑毒の善とは?|善い行いに混じる「毒」の正体
私たちの善行には、知らず知らずのうちに「毒」が混じって言います。
👉その毒の正体はこれです。
・見返りを求める心
・手柄心(認められたい気持ち)
・恩着せの心
例えば、
・「ありがとう」と言ってほしい
・評価されたい
・感謝されて当然と思う
👉これらが満たされないと、人はイライラします
つまり、
👉苦しみの原因は相手ではなく、自分の心にある
このような見返りの心は仏教では煩悩といわれます。煩悩とは何か知りたい方はこちらもオススメです

善いことはしないほうがいいのか?
ここで疑問がでます。
👉「じゃあ親切なんてしないほうがいいのでは?」
結論は逆です。
👉善い行い(布施)はむしろ積極的にすべき
仏教では、幸せになるための行いの中で筆頭にあげられるのが「布施(親切)」とされています。
布施についてはこちらの記事で詳しく解説しています

なぜ親切で苦しくなるのか?|原因は自分の中にある
では、なぜ善い行いで苦しむのでしょうか?
それは、
👉自分がやった行いに執着しているから
仏教ではこう教えられます。
👉自因自果(じいんじか)
・自分の行いが自分に結果として返ってくる
つまり、
👉親切の結果は「相手の反応」ではない
仏教の答え|三輪空(さんりんくう)
この問題の解決法として説かれるのが、三輪空(さんりんくう)です。
意味はシンプルです。
👉次の3つを忘れなさい
・私が
・誰々に
・何々をした
三輪空のポイント
・「やってあげた」という意識を手放す
・相手の反応を期待しない
・行いそのものに集中する
👉これができると、イライラは消えていきます
仏教の教えをさらに深く知りたい方はこちらも参考になります

本当の幸せ|自利利他の生き方
仏教では、こう教えられています。
👉自利利他(じりりた)
・他人を幸せにすることが
・そのまま自分の幸せになる
利他に励む人が幸せになる理由
見返りを求めると苦しくなり、
見返りを手放すと楽になります。
👉なぜか?
・比較しなくなる
・期待しなくなる
・心が軽くなる
そして結果的に、
👉人間関係もうまくいく
まとめ|見返りを手放したとき、本当の親切になる
今回のポイント
・善行には見返りという「毒」が混じる
・苦しみの原因は相手ではなく自分の心
・解決は「三輪空」
・利他の行いが本当の幸せにつながる
感想
人に親切をしたときに、見返りを求めてしまう心があります。それを仏教では雑毒の善と教えられる。別に見返りを求めて親切をしたわけじゃなくても、ありがとうと言われないとムカムカしてしまいます。
僕が人に親切をしても見返りがなかった場合考えるようにしていることは、「自分も少しは世のため、人のためになったからいいか」と考えています。しかしこれは当然、イライラしながら考えていた、ということです。善行をしたときに混じる毒を完全になくすことはできないと思います。
仏教では毒を減らすためには、私が誰々に何々をしたことを忘れることが大事だと教えられている。忘れることはなかなかできないが、善行をたくさんしてそれが当たり前のようになっていればそれほど意識しなくなると思います。善をすることが当たり前のような境地を目指したいです。
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