要約
不幸な人を笑う 人の悪口や陰口でクスクス笑う
愚痴の心 三毒の煩悩の一つ
→ 他人の幸せを妬む心
→ 他人の不幸を面白がる心
ダマす笑い
→ 高齢者をダマす 優しい言葉で油断させて近づく
→ 異性に対して下心があって近づく ハニートラップ お金が目的
相手に安心させるために笑顔で近づく
追従笑い
→ 上司を取り囲んでゲラゲラ笑う つまらないジョークでも笑う
→ 作り笑い 同調圧力で笑うのは健康にもよくない
心配かけまいとする笑顔
→ 相手に心配かけまいと笑う 母親が子供に心配かけまいと笑顔をみせる親心
→ 作り笑いだが相手のための笑顔 布施の形
大好きな人と一緒にいるときの笑顔
→ 心からの笑顔のとき 病気になってつらい親でも子供をみると笑顔になる
→ 大好きなことをしているとき 幸せな時間を過ごせたときの笑顔
苦しみを乗り越えたときの会心の笑み
→ 高校球児が甲子園で優勝したときの笑み
→ 本当の幸せとは苦しみを避けて通れない
→ アスリートは厳しい節制をして試合に臨む それで優勝したときの喜びの笑顔
難の難 乗り越えてこそ 光あり
→ 苦しいこと辛いことを乗り越えてこそ本当に輝かしいものがある
まかぬタネは生えない まいたタネは必ず生える
→ 努力しただけの幸せがある
感想
笑顔といっても心によってさまざまあることがわかった。自分の中の喜びや幸せを感じたときの笑顔と、相手を見下すような、不幸を笑うような笑顔がある。後者の笑顔をする機会が多い人は幸せにはなれないと思う。
僕はこの人とは仲良くなれそうだなと思うポイントの一つとして、自分の笑いのツボと同じであるということが大事だと思っている。同じポイントで笑うことができると親近感がわく。また、笑いのツボがあさくよく笑う人というのは笑顔が多くなるぶん、親しみを持つし優しそうだなという印象を受ける。明るく、陽気で、朗らかな人とは一緒にいるだでけ安心するし、そういう人の周りには人が集まってくる。
仏教では人の不幸を面白がる心や、幸せな人を妬む心を愚痴の心という。三毒の煩悩の一つに数えられる。愚痴の心からくる笑顔にはなりたくないものだ。しかし愚痴の心は誰もが持っていて、特に自分が嫌いな人に対してはそれは顕著にあらわれる。一方で仏教では善い行いの一つに布施がある。布施とは相手に与えること。優しく笑顔を与えること、お互いを思いやる笑顔は善い行いで幸せになることができると説かれている。いずれも心の在り方しだいということだ。
仏教とは心を徹底的に見つめる教えである。
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