「冥福を祈ります」「戒名をいただく」など、一般的に使われている言葉の中には、浄土真宗では使わない表現がおおくあります。
知らずに使ってしまうと、相手に違和感を与えることもあるため注意が必要です。
この記事では、
✔浄土真宗で使わない言葉
✔なぜ使われないのか理由
✔正しい考え方
をわかりやすく解説します。
仏教の根幹の教え|因果の道理

浄土真宗で使わない言葉一覧
①冥福・慰霊
・冥福(冥途での幸福)
・慰霊(霊を慰める)
浄土真宗では使わない理由
浄土真宗では、
阿弥陀仏の本願に救われた人は浄土へ往き、仏になる
と教えられます。
つまり、
・冥途にいるわけではない
・霊としてさまよっているわけでもない
そのため、
「冥福」や「慰霊」という発想は用いません
✔代わりの考え方
「浄土で再び会いましょう」
②祈祷
浄土真宗では使わない理由
仏教は本来、苦しみの原因を知り心を見つめる教えです。
そのため、
・願いを叶えるための祈祷
・現世利益を求める儀式
は仏教では説かれていません。
③信心する
誤解されやすい言葉
一般的には「信心する」とは自分の心で信ずるという意味で使われますが、
浄土真宗でいう信心とは阿弥陀仏から頂くものだと教えられます。
阿弥陀仏の本願について詳しくはこちら

④戒名
戒名とは「戒律を守る修行者の名前」です。
しかし浄土真宗では修行によって仏になるとは考えません。
正しい言葉
法名(ほうみょう)
阿弥陀仏の本願によって救われた人の名前
⑤天国・鬼籍に入るなど
・天国
・鬼籍に入る
・青葉の陰で見守る
これらは浄土真宗では使わない言葉
浄土真宗では、弥陀の浄土へ往くことが教えられている
⑥修行・功徳を積む
聖道仏教では修行や善行によって悟りを目指します。
しかし、浄土真宗では修行や善行で仏の悟りを目指すのではなく
阿弥陀仏の本願に救われて
仏の悟りを目指します。
⑦仏滅・大安
六曜の考え方
・仏滅=悪い日
・大安=良い日
これは中国由来の思想です。
仏教では、日が良い・悪いと最初から決まっているわけではない。
大切なのは自分の行いによってその日が良い日にも悪い日にもなるという考え方です。
因果の道理
・善因善果
・悪因悪果
・自因自果
幸せになるための行動について

⑧「安らかな顔だったから極楽へ往った」
これは誤解
浄土真宗では、臨終の状態は関係ない
・穏やかな顔 → 極楽
・苦しそうな顔 → 地獄
ではありません。
浄土真宗の核心:平生業成
浄土真宗で最も大切なのは
👉平生業成(へいぜいごうじょう)
生きている今阿弥陀仏の本願に救われて極楽往きが定まることです。
平生業成についてはこちらにも

まとめ
浄土真宗では、聖道仏教や世間の常識とは異なります。
✔霊を慰める発想はない
✔修行で救われる教えではない
✔信心は頂くもの
✔生きている今浄土往き間違いない身になれる
という特徴があります。
感想
普段なにげなく使っている言葉を、浄土真宗では使わないことに驚きました。使わない理由も明確にあって、その理由を知れば納得がいきました。
仏教の教えを正しく伝える人から聞かなければ、ずっと間違ったままでした。いかに仏教を正しく伝える人が少ないかを物語っていると思いました。
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