自分には特別な才能や得意なことがないと悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
周囲に優秀な人がいると、自分には何の取り柄もないように感じてしまうことがあります。
しかし、特別な才能がなくても、今の自分にできることはあるはずです。
例えば、挨拶や掃除など、日常生活の小さなことでも構いません。
一つのことに真剣に取り組み、継続していけば、それが自分の強みになるかもしれません。
また、一つのことを習慣化できれば、その経験が別のことに挑戦するときにも役立つと思います。
今回紹介するのは、野村克也監督と宮本慎也さんの師弟関係を描いた『師弟』です。
本書では、野球を通して、努力の積み重ねや人間性を磨くこと、習慣化の大切さについて学ぶことができます。
特に印象に残った3つのポイントを、私自身の経験も交えて紹介します。
野村克也と宮本慎也|師弟関係から学ぶ人生の教訓
野村克也さんは、プロ野球の南海ホークスで活躍し、1965年には三冠王を獲得した名選手です。
現役時代には数々の記録を残し、引退後も監督としてヤクルトスワローズ、阪神タイガース、東北楽天ゴールデンイーグルスなどを率いました。
野球の技術だけでなく、考えることの大切さを選手たちに伝えた指導者としても知られています。
一方、宮本慎也さんは、ヤクルトスワローズで長年活躍した元プロ野球選手です。
堅実な守備と高い技術でチームを支え、通算2000本安打を達成しました。
野村監督の指導を受けた宮本さんは、その教えを自身の野球人生に生かしてきました。
本書では、宮本さんの視点から野村監督の考え方や指導について知ることができます。
野球に詳しくない人でも、仕事や日常生活に応用できる考え方が多いと感じました。
プロセスなき成功は失敗よりも恐ろしい
本書を読んで、最初に印象に残ったのは、成功することが必ずしもよい結果をもたらすとは限らないという考え方です。
普通は成功することがよいことであり、失敗することが悪いことだと考えがちです。
しかし、成功したことによって慢心したり、自分の実力を過大評価したりすることもあります。
反対に、失敗した経験から自分の弱点を知り、改善することで成長できる場合もあるでしょう。
私はこの考え方がとても印象に残りました。
何かに成功すると、自分の努力や能力だけで結果を出せたと思ってしまうことがあります。
しかし、成功には周囲の協力や環境、運なども関係しているはずです。
だからこそ、成功したときほど謙虚な気持ちを忘れないことが大切なのだと思います。
また、結果だけでなく、そこに至るまでの過程にも目を向ける必要があります。
たまたまよい結果が出たとしても、なぜ成功したのかを理解していなければ、次も同じように成功できるとは限りません。
一方、失敗したとしても、その原因を考えて改善すれば、次の成功につなげられる可能性があります。
成功か失敗かという結果だけで判断するのではなく、自分がどのように取り組んできたのかを大切にしたいと思いました。
強者と弱者の戦い方の違い|まずは一つのことを極める
本書では、強い人と弱い人では戦い方を変える必要があるという考え方が紹介されています。
すでに実力のある人と同じ方法で競争しても、簡単には勝てないかもしれません。
それならば、まずは自分ができることや得意なことに集中するという方法があります。
例えば、特別な才能がなくても、挨拶や掃除など、日常生活でできることはあります。
そうした小さなことに真剣に取り組み、誰にも負けないくらい努力してみる。
その経験によって、自信が生まれることもあるでしょう。
私は、一つのことを継続できるようになると、他のことにもよい影響があると思います。
自分には何の特技もないと思っていても、まずは今できることを続けてみる。
すると、少しずつ自分の得意なことが見つかるかもしれません。
最初から大きな成功を目指す必要はないのだと思います。
小さなことを積み重ねることで、自分の強みを育てていくことが大切なのではないでしょうか。
私はウォーキングを続けることで継続力が身についた
私自身、10年以上ウォーキングを続けています。
最初から何か特別な才能を身につけようと思っていたわけではありません。
しかし、長年歩く習慣を続けてきたことで、一つのことを継続する力が身についたと感じています。
そして、その経験はブログを書くことにも役立ちました。
私はブログも3年以上続けています。
もしウォーキングを習慣化していなければ、ブログもここまで続けられなかったかもしれません。
一つのことを継続した経験があると、別のことを始めるときにも、続けることの大切さを理解できます。
もちろん、長く続ければ必ず成果が出るとは限りません。
それでも、習慣を積み重ねてきた経験は、自分にとって大切な財産になっています。
特別な才能がなくても、今できることを続ける。
その積み重ねが、自分の強みになるのだと思います。
「野球依存症」になれ|努力を習慣化することの大切さ
本書で特に共感したのは、努力を習慣化することの大切さです。
何か新しいことを始めたとき、最初はやる気があっても、時間がたつにつれて面倒に感じることがあります。
勉強や運動など、続けたほうがよいとわかっていても、なかなか行動に移せないことがあります。
しかし、毎日の生活の中に習慣として取り入れることができれば、以前ほど大きな決意をしなくても取り組めるようになる場合があります。
例えば、歯磨きは毎日当たり前のように行っています。
それと同じように、勉強や運動も生活の一部にできれば、継続しやすくなるでしょう。
ただし、そこまで習慣化するのが難しいのだと思います。
私自身、ウォーキングは長年続けられていますが、勉強を習慣化しようとしても、なかなか思うように続かないことがあります。
面倒だと感じたり、今日はやめておこうと思ったりすることもあります。
だからこそ、最初から無理をするのではなく、少しずつ続けることが大切なのではないでしょうか。
最初は短い時間でも構いません。
毎日できなくても、定期的に取り組むことから始めればよいと思います。
大切なのは、一度できなかったからといって、すべてをあきらめないことです。
自分の生活に合った方法を見つけながら、無理なく続けていきたいと思いました。
まとめ|特別な才能がなくても継続することが強みになる
『師弟』を読んで、努力を続けることや人間性を磨くことの大切さを改めて考えさせられました。
特に印象に残ったのは、次の3つです。
- 成功という結果だけでなく、そこに至る過程を大切にすること
- 自分にできることから始め、一つの強みを育てること
- 努力を習慣化し、長く続けられるようにすること
私はウォーキングを10年以上、ブログを3年以上続けてきました。
この経験から、一つのことを継続する力は、他のことに挑戦するときにも役立つと感じています。
もちろん、努力を続ければ必ず成功するわけではありません。
しかし、続けることで経験が増え、自分の成長につながることはあると思います。
自分には特別な才能がないと悩む必要はありません。
まずは、今の自分にできることを一つ見つけて、継続してみる。
小さな努力を積み重ねることが、やがて自分の強みになる。
そんなことを考えさせてくれる一冊でした。
野村克也さんの他の書籍です。
『理は変革の中に在り 苦労が「思考」「感性」「勇気」を磨く」
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