要約
人間が真剣になるときは三つある
→ ビジネス うまくいくかいかないかで、お金が手に入るかに関わってくる
→ 恋愛 この人と付き合うことができるか、結婚できるか
→ 戦争 命のやりとり、負けたら死んでしまう
この三つのなかで一番真剣になるのが戦争
戦争のときどうしたら勝つことができるか?
孫子の兵法 戦争の指南書
→ 敵を知り己を知れば百戦危うからず
戦争に勝つために知る必要があること
→ 敵軍の兵力 武器 大将 士気 地形
→ 自軍の兵力 武器 大将 士気 地形
敵を知ることも大事だが、己を知ることも大事
就活でも婚活でも己を知ることが大事
→ 就活 エントリーシート 自己分析 その会社に選んでもらえるかは自分を知ることが大事
→ 婚活 うまくいかない人の特徴 自分は選ぶ側だと勘違いしている女性 選ぶ目線しか持っていない 減点法で見ていく
願いが叶うかどうかは己を知っているか 己を知ろうと努力するように努めているか
仏道を求めることにおいても己を知ることは大事
→ 仏教は法鏡といわれる
→ 法鏡とはありのままの自己を映す鏡
仏教では人を見るとき行いに注目する
身業 体の行い 行動
→ 人目につかない行いと人目につく行いがある
口業 口の行い 言動
→ 人目につかない行いと人目につく行いがある
意業 心の行い 何を思うか
→ 人目につかない行い
己を知るとは、この三つの行いを見る
人目につく行いに気をつける人は世の中にたくさんいる
仏教で教えられる法鏡とは人目につく行いだけではなく、人目につかない行いがどうかも見つめる
なぜ、仏教では人目につかない行いを真面目に見つめるのか?
蒔けば生え 蒔かねば生えぬ 善悪の 人は知らねど 種は正直
因果の道理
→ 善因善果 悪因悪果 自因自果
仏の眼とは全部見ている、聞いている、知っている
人目につかない行いを見つめる人は、結果的に人目につく行いも頭角を現すようになる
感想
願いを叶える人とは、己の身業、口業、意業でどんな行いをしているかを見つめられる人。その中で、人目につかないところでも努力できるかどうかが大事。
人が見ていないところでやった行いも、必ず自分に返ってくる。僕自身は、まいたタネは必ず生える、まかぬタネは生えない、という仏教の教えにとても励まされる。人が見ていないところで善いことをしても意味がないと普通は思う。しかし、人が見ていないところでこそ善い行ないをしようと積極的になれる。この仏教の教えを知っているかいないかで、人の行動はずいぶん変わってくる。
仏教では因果の道理が教えられている。善因善果、悪因悪果、自因自果。自分のやった行いは、すべて自分に返ってくる。この因果の道理が知らされると、廃悪修善に努めようとなる。悪いことを慎み、善い行いをしようという気持が強くなってくる。
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