山中伸弥教授の座右の銘「ビジョン&ハードワーク」から学ぶ|仏教が教える人生の目的

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ノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥教授の座右の銘として知られているのが、**「VW(ビジョン&ハードワーク)」**です。

何かを成し遂げるためには、一生懸命努力することが大切です。

しかし、それ以上に大切なのが、

「何のために、それをするのか」

というビジョンです。

これは仕事や勉強だけではありません。

私たちの人生そのものについても、

「何のために一生懸命生きるのか」

という問いがあります。

仏教では、この人生の目的を明らかにすることが何より大切だと教えられています。

目次

山中伸弥教授の座右の銘「ビジョン&ハードワーク」とは

山中伸弥教授が大切にしている言葉が、

「Vision & Hard Work(ビジョン&ハードワーク)」

です。

「Vision」のVと「Work Hard」のWを合わせて「VW」。

山中教授がアメリカで研究していた時代、恩師のロバート・マーレー博士から教えられた考え方だといいます。

ハードワークとは、一生懸命努力し、行動することです。

どれほど大きな夢を持っていても、何も行動しなければ結果は生まれません。

仏教でも、

「まいた種は必ず生える」

と因果の道理が教えられます。

行動という種をまかなければ、結果という実は生まれないのです。

しかし、ただ一生懸命行動すればよいわけではありません。

そこで重要になるのが「ビジョン」です。

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「伸弥、君のビジョンは何だ?」

アメリカで研究に打ち込んでいた山中教授に、恩師のロバート・マーレー博士は「君のビジョンは何だ」と問いかけたといいます。

山中教授は当時、よい研究をして、論文を書き、研究費を獲得し、教授になりたいという目標を持っていました。

ところが、それらはビジョンそのものではありません。

研究費を得ることも、論文を書くことも、教授になることも、本来の目的を達成するための手段だからです。

そこで改めて、

「なぜ医師を辞めて研究者になったのか」

「なぜ家族とともにアメリカまで来て研究しているのか」

と問われました。

山中教授はそこで、自分が研究を始めた本来の目的を見失いかけていたことに気づいたといいます。

この話は、私たちの人生にも当てはまります。

一生懸命生きるだけでいいのか

私たちは、

「一生懸命生きよう」

「強く生きよう」

「前向きに生きよう」

「ひたむきに努力しよう」

とよく言われます。

もちろん、どれも大切なことです。

しかし、ここで一つ大きな問題があります。

「どこに向かって一生懸命生きるのか」

という問題です。

どれほど速く走っても、向かっている方角が間違っていれば、目的地から遠ざかってしまいます。

だからこそ、ハードワークの前にビジョンが必要なのです。

人生についていえば、

「どう生きるか」の前に「なぜ生きるか」を明らかにする。

これが非常に大切になります。

仏教が教える「人生の目的」とは

仏教でも、善い行いをして一生懸命生きることが勧められています。

しかし、それだけで終わりではありません。

仏教を聞く目的は何なのか。

浄土真宗では、**「信心決定(しんじんけつじょう)」**が大切に教えられます。

信心決定とは、阿弥陀仏の本願によって救われたことがはっきり定まることです。

そして、

「この身になるための人生だった」

と人生の目的が明らかになった世界を、ここでは「無上の幸福」と表すことができます。

つまり、仏教を聞くこと自体が目的なのではありません。

聞法も勉強も、その目的を見失ってしまえば、いつの間にか「仏教を聞くことそのもの」が目的になってしまいます。

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蓮如上人は『御文章』の中で、次のように教えられています。

抑も、毎月両度の寄合の由来は、なにのためぞというに、さらに他のことにあらず。
自身の往生極楽の信心獲得のためなるがゆえなり。

毎月集まって仏法を聞いているのは何のためなのか。

それは他でもない、自身の往生極楽の信心獲得のためであると教えられています。

ここにも「何のため」というビジョンがあります。

仏法を何年聞いたか。

どれだけ仏教の知識を持っているか。

どれだけ多くの経典や仏教書を読んだか。

それ自体が最終目的ではありません。

「私は何のために仏法を聞いているのか」

という目的を忘れないことが大切なのです。

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ハードワークの前に「方角」を知る

一生懸命努力することは大切です。

仏教では、自分の行いが自分の結果を生み出す「因果の道理」が説かれています。

だからこそ、善い種をまき、努力することには大きな意味があります。

しかし、それと同時に、

「どこへ向かって努力しているのか」

を知らなければなりません。

山中伸弥教授の「ビジョン&ハードワーク」という言葉からも、目的と手段を混同しないことの大切さを学ぶことができます。

お金を稼ぐ。

仕事で成功する。

健康になる。

家族を幸せにする。

夢を実現する。

これらはどれも大切です。

しかし、さらに根本まで掘り下げれば、

「では、何のために生きているのか」

という問いにたどり着きます。

まとめ|あなたは何のために一生懸命生きるのか

「ビジョン&ハードワーク」で大切なのは、単に努力すれば成功できるということではありません。

ハードワークする前に、ビジョンを明らかにする。

何のために仕事をするのか。

何のために勉強するのか。

何のために努力するのか。

そして究極的には、

「何のために生きるのか」

という問いがあります。

一生懸命生きることは大切です。

しかし、もっと大切なのは、どこへ向かって一生懸命生きるのかという人生の方角を知ることです。

仏教を聞く目的について、蓮如上人は「自身の往生極楽の信心獲得のため」と明確に教えられています。

日々の忙しさの中では、手段がいつの間にか目的になってしまいます。

だからこそ、ときどき自分自身に問いかけてみることが大切なのではないでしょうか。

「私は何のために、これをしているのか」

そして、

「私は何のために、一生懸命生きているのか」

その答えを明らかにすることこそ、人生における最も大切な「ビジョン」なのです。

感想

一生懸命いきることは素晴らしいことですが、どこに向って生きるのか、を明確にすることが大事だとわかりました。ただやみくもに一生懸命生きるだけでは、間違った方角に進んでしまうこともある。それでは幸せになれません。

仏教を聞くのはなぜか。それは信心決定するためだといいます。信心決定することがゴールすることで、そこに向かって進んでいくことを忘れないようにしたいです。

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この記事を書いた人

1983年生まれです。
仏教を学んでよりよい人生をおくりたいです。
みなさん一緒に学びましょう。

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