要約
■ 阿弥陀仏の本願 = 阿弥陀仏のお約束
→ どんな人をも必ず救う
☆ 弥陀の本願には老少善悪の人をえらばず (歎異抄)
→ どんな悪人でもそのまま救われるのが弥陀の救い
弥陀の心を知るにはお釈迦様にきくしかない 阿弥陀仏の深い御心をお釈迦様はなんと答えるか
→ それが本願成就文
・ 本願成就文とは阿弥陀仏のお約束の内容をお釈迦様が解説してくだされたお言葉
・ 本願成就文のことを親鸞聖人は、「時空を超えた唯一の指針」「完全無欠で欠け目のない円満の教え」「真実の教え」「真実の宗教」「古今東西の人々を救う究極の教え」といわれた
・ お釈迦様の教えのなかで一番大事な教えが本願成就文
・ 本願成就文に阿弥陀仏の救いは信心一つで救う誓いだと教えられている
・ 親鸞聖人の教えを信心為本という
☆ 涅槃の真因は唯信心を以てす
→ 信心一つで浄土へ往って仏に生まれる
■ 親鸞聖人が教えられた信心とはいったいどんなことか?
→ 疑心あることなしの信心 阿弥陀仏の本願に対する疑いがツユチリほども疑いのなくなった心のこと
・ 他力の信心 = 弥陀から頂く信心
→ 頂いたことを信心獲得という
・ いつ信心を頂くか?
→ 平生の一念で頂く
・ 信心いただいたお礼に南無阿弥陀仏と称えずにおれなくなってくるのが念仏
☆ 信心正因 称名報恩
→ 信心一つが仏になるたった一つの原因ですよ 救いとっていただいたお礼から称えずにはおれなくなる感謝の念仏が南無阿弥陀仏
感想
信心とは阿弥陀仏から頂くもの。そのお礼に念仏を称えずにはおれなくなる。信心と念仏の関係がよくわかった。浄土へ往って仏に生れるためには信心ただ一つが大事。
阿弥陀仏の本願に対する疑いがツユチリほどもなくなることが、疑心あることなしの信心といわれる。僕自身はまだそこまでの境地にはなっていない。疑いがツユチリほどもなくなることはあるのだろうかと思ってしまう。まだまだ聴聞が足りていない証拠だ。
仏法は聴聞に極まる。
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