【ニルヴァーナ(涅槃)とは?】意味をわかりやすく解説|煩悩と四聖諦・親鸞聖人の教え

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「涅槃(ねはん)」とは何か?

仏教でよく聞く言葉ですが、正しく理解している人は少ないかもしれません。

この記事では、

・ニルヴァーナ(涅槃)の意味

・煩悩との関係

・四聖諦とのつながり

・親鸞聖人の教え(信心正因)

を、初心者にもわかりやすく解説します。

目次

ニルヴァーナ(涅槃)の意味とは?

涅槃とは、インドの言葉「ニルヴァーナ」からきています。

ニルヴァーナには「吹き消す」という意味があります。

これは、燃え盛る火が風によってふっと消える状態を表しています。

煩悩の火とは何か?

仏教では、私たち人間は、

煩悩熾盛(ぼんのうしじょう)の衆生

といわれます。

これは、

・欲(ほしい)

・怒り(腹が立つ)

・ねたみ・そねみ

といった感情が、絶えず燃え続けている状態です。

まるで炎がメラメラと燃え続けているように、私たちの心は休むことがありません。

涅槃とはどんな境地か?

その燃え盛る煩悩の火が消えた状態、それが「涅槃」です。

別の言葉では、

・涅槃寂静(ねはんじゃくじょう)

ともいわれ、

完全に安らぎきった悟りの境地を意味します。

四聖諦で見る涅槃への道

仏教の根本には「四聖諦(ししょうたい)」というう教えがあります。

苦諦|結果

私たちの人生は苦しみである「一切皆苦」

集諦|原因

苦しみの原因は何か?

煩悩

苦諦+集諦=迷いの因果関係

滅諦|結果

煩悩の火が消えた状態

涅槃寂静

道諦|原因

その境地に至るための道

八正道・一切経

滅諦+道諦=悟りの因果関係

仏教の目的は何か?

仏教にはさまざまな修行や教えがありますが、最終的な目的は一つです。

涅槃寂静に至ること

これは

・仏の悟り

・無上覚

ともいわれます。

親鸞聖人の教え|涅槃の真因とは?

親鸞聖人もこう教えられています。

涅槃の真因は唯信心を以てす (教行信証)

これは、

涅槃に至る原因は「信心」ただ一つ

という意味です。

信心正因とは?

親鸞聖人の教えでは、

・修行によって煩悩を消すのではなく

・阿弥陀仏の力によって救われる

と説かれます。

このため、

信心正因(しんじんしょういん)

といわれます。

煩悩があっても涅槃に至れるのか?

「正信偈」にはこうあります。

能発一念喜愛心 不断煩悩得涅槃

これは、

煩悩がなくならないままでも、涅槃に至れる

という意味です。

つまり、

・煩悩を完全になくす修業は不要

・他力の信心一つで救われる

といのが浄土真宗の特徴です。

まとめ

・ニルバーナ=「吹き消す」=煩悩の火が消えた状態

・私たちは煩悩が燃え続ける存在

・涅槃はその火が消えた安らぎの境地

・四聖諦でその道筋が示されている

・親鸞聖人は「信心一つで涅槃に至る」と教えた

感想

仏教の究極の目的は涅槃寂静の境地になることだという。それは浄土往生することでもある。浄土へ往くためには信心一つが必要。

その信心とは他力の信心のことで、阿弥陀仏から頂く信心のことをいう。自分が疑わないように強く信じることは自力の信心と言い、他力の信心とは違う。

ではどうすれば阿弥陀仏から信心を頂くことができるのかというと、聴聞を続けることで頂くことができるという。

ただ聞けばいいのかといわれると簡単なようだが、聞き続けることは簡単ではない。他力の信心を頂く前に聴聞を辞めてしまう人はたくさんいる。

聴聞は大変だが、他力の信心を頂くまで続けていきたい。

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この記事を書いた人

1983年生まれです。
仏教を学んでよりよい人生をおくりたいです。
みなさん一緒に学びましょう。

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