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映画監督 ヴィム・ヴェンダース
数多くの映画賞を受賞している映画監督兼写真家。冷戦下の西ドイツで育つ。画家を目指してパリに渡るも「シネマテーク・フランセーズ」の常連になり、映画に熱中。1960年代から映画製作者として働き始め、ロードムービーの名手として知られる。『パリ、テキサス』がカンヌ国際映画祭パルム・ドール、『ベルリン・天使の詩』がカンヌ国際映画祭監督賞に輝いた。
大の親日家で、小津安二郎監督の影響を受け、オマージュ作品『東京画』を製作。舞踊家・振付家ピナ・バウシュ(1999年演劇・映像部門)のドキュメンタリー『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』は3D映画の最高峰とされる。「究極のロードムービー」という『夢の涯てまでも』が一番好きな作品と評する。
感想
天使が人間の女性に恋をした。人間に恋すると天使は死んでしまう。この設定はとてもファンタジックだが、映像はとてもリアルなので現実感がある。
天使が中年男性というのが一般的な天使のイメージとはかけ離れている。僕自身、天使は美女だと思っていたから天使が中年男性なのは意外に思った。
刑事コロンボで有名になったピーター・フォークも出演しているが、ピーター・フォークも元天使だったという設定は面白い。
また、映画のセリフがとても詩的で印象深いものになっていて惹きつけられる。物語を味わうよりもセリフを味わう映画のように感じた。
本作はヴィム・ヴェンダース監督の作家性を感じられる芸術性の高い作品です。

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