NINE

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監督略歴 ロブ・マーシャル 1960年アメリカ、ウィスコン州生まれ。米ピッツバーグで育ち、12歳から地元のミュージカル劇団に所属する。カーネギーメロン大学卒業後、ニューヨークに移り、ブロードウェイの舞台に立つ。故障のため振付師に転向し、キャリアを積んで監督も務めるようになる。96年、ロサンゼルスでミュージカル「シカゴ」リバイバル公演で振付けと監督を担当した。98年、サム・メンデスと共同で監督した「キャバレー」のリバイバル公演が高い評価を得る。02年、映画版「シカゴ」で初メガホンをとり、アカデミー作品賞を受賞した。その他に「SAYURI」(05)、「NINE」(09)がある。

感想

この映画は、フェデリコ・フェリーニ監督の「81/2」のミュージカル版となった作品である。主人公は天才映画監督だが、スランプに陥り映画制作がすすまない。愛人とのつかの間の逢瀬しか息抜きができない。妻との関係は冷え切っていて、会えば喧嘩になり愛人のことを責められてばかり。そんな主人公の夢や少年時代の記憶や女性たちとの関係が、ミュージカルを織り交ぜながらストーリーがすすんでいく。

ミュージカルシーンはとてもよかった。僕自身が好きなミュージカルシーンはペネロペ・クルスのところが印象に残っている。とてもセクシーでエネルギッシュで主人公に対する恋心が伝わってくる。他にはケイト・ハドソンのシーンもとてもエネルギッシュでリズムもよく心地がよかった。

主人公は天才映画監督だが、妻との関係が冷え切っているという設定は多くの人に共感を得られると思う。夫婦関係はながくなるにつれ、すれ違いが起きてくる。会えば喧嘩になってしまう苦しみは古今東西変わらないだろう。

天才映画監督の苦労と苦悩が描かれている本作は、豪華なミュージカルシーンと美しい女優たちの演技で一流のエンターテイメントに仕上がっている。

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この記事を書いた人

1983年生まれです。
仏教を学んでよりよい人生をおくりたいです。
みなさん一緒に学びましょう。

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