要約
■ お釈迦様が教えられた幸せになれる習慣
・ 六度万行
→ 布施…人に親切すること、与えること 周りから愛され大切にされる人の習慣
→ 持戒…言行一致 約束を守る 信頼され自分に自信が持てる人の習慣
→ 忍辱…忍耐 腹を立てない 人間関係が長続きする人の習慣
→ 精進…努力 裏表なくコツコツ努力すること 夢を叶える人の習慣
→ 禅定…反省 心を静めること 失敗を生かす人の習慣
→ 知恵…身の修養に努める 因果の道理を受け止める
■ 因果の道理
・ 善因善果 善い行いをすれば善い結果
・ 悪因悪果 悪い行いをすれば悪い結果
・ 自因自果 自分の行いが自分に結果となって現れる
■ お釈迦様は六度万行をするうえで次のように述べられている
・ 仏弟子は布施の行に徹して、欲から離れるように努めよ。
・ 仏弟子は持戒して、脱線してはならない。
・ 仏弟子は忍辱の鎧を着て、怒りを抑制するように努めよ。
・ 仏弟子は精進にして、懈怠であってはならない。
・ 仏弟子は禅定にして、心を散乱しないようにせよ。
・ 仏弟子は智慧を磨いて、愚痴であってはならない
→ 六度万行を実践すると知らされるのが己との闘い
善からぬこと、己のためにならぬことは、なし易い。ためになること、善いことは、実に極めてなし難い。 (ダンマパダ お釈迦様)
欲のために千金を投げ出すは、ヒゲを撫でるよりも易く、慈悲のために一銭を出すは、生爪剝がれるよりもつらい
・ 六度万行を日常で実践することが大事。そうすれば幸せになることができる
・ 六度万行の素晴らしさはどれか一つを実行すれば他の五つをやったことになる
→ これならできるという一つをやりなさい
感想
お釈迦様が幸せになれる行いを六つにまとめられたのが、六度万行という。六度万行を実践するとどういう幸せになることができるかがわかった。すぐにでも実践したいと思うものばかりだ。六度万行は六つの中でどれか一つを実行すれば、他の五つをやったことになるというのが面白い。一つやるのはハードルが低くてやりやすいと思う。
僕自身がすぐに実践するなら布施と忍辱を実行したいと思う。人に親切にするとは人を雑に扱わないことともいえると思うが、それなら僕の中では実行しやすい。忍辱をするとは忍耐することだが、言わなくてもいいことを言わないというのも人間関係では大事なことで、僕自身が気をつけていることだ。忍耐は苦しいが人間関係を長続きさせるためには必要なことだ。
仏教の教えは今からでも実践できるものばかりだ。知識として知っているだけでなく実際にやってみることが大事だ。やってみることで改めて仏教の教えの素晴らしさがわかる。
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