自分を貫くのは並大抵ことじゃない

要約

ガリレオ

中世ヨーロッパはキリスト教が広まっていた。科学的な発見があったとしてもキリスト教の教義と違えば、冒涜であるといわれ宗教裁判にかけられる。

→  科学の発展が阻害された時代だった

男性と女性の肋骨の数は違うと信じられていた。男性のほうが女性より肋骨の数が一本少ない。

→  聖書の記述では、アダムの肋骨を一本抜いてイブを作ったとされているから

しかしこれらは、解剖学によって間違っていると証明された。

中世ヨーロッパでは天動説が信じられていた。キリスト教の聖書に、エルサレムを中心として世界も星々も動いていると記述されていたから。

→  しかし、学問的見地から太陽が中心で地球が動いているという説がでたが排除されていた。

→  ガリレオが望遠鏡などから地動説を唱えた。これは聖書の記述に反したので宗教裁判にかけられた。

ガリレオは自分の説が間違っているといわされた。

→  宗教裁判が終わった後、ガリレオは「それでも地球は動いている」と呟いたといわれる。

親鸞聖人 法然上人のお弟子になった

そのころの仏教界の勢力とは

→  南都(興福寺)北嶺(比叡山)この二つの勢力が力を持っていた。法然上人、親鸞聖人を目の敵にしていた。

→  国家権力を利用して、法然上人、親鸞聖人を処罰しよとした。

南都北嶺は聖道仏教で修行をして悟りを開く教え。

法然上人、親鸞聖人は浄土仏教を教えられた。一般庶民は法然上人、親鸞聖人の教えになびいていた。

→  法然上人、親鸞聖人は流刑にあわれた

聖道の諸教は行証久しく廃れ、浄土の真宗は、証道いま盛んなり  (親鸞聖人)

感想

歴史の中で権威に屈しない人がいたからこそ、今日の常識が成り立っていることがわかった。たとえ、自分の命が脅かされることになっても、それに負けず、信念を貫きとおすことは、並大抵のことじゃない。

僕自身、自分の信念を貫き通そうとしても周りの人との関係が悪くなりそうになるとやめてしまう。角が立つことはやらないようにしている。ましてや、命の危険にさらされても信念を貫くことなんて絶対にできない。

法然上人や親鸞聖人がいたから、今日、正しい仏教の教えを聞くことができる。歴史にifはないといわれるが、もし法然上人や親鸞聖人が権威に屈していたら、こうして今仏教を学ぶ機会はなかった……

善知識がたに感謝しかない。

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