MENU

自分にとって大切な人からの評価を大事にする

要約

すべての人からの意見に正面から受け止めなくてもいい

→  この人のいうことはスルーでいい場合もある

→  自分にとって大切な人 自分のことを思ってくれていっている人の意見ならばたとえ辛辣なものであっても深く受け止めなければならないときもある

適当に八つ当たりのようにいってくる人の場合

→  匿名で相手の足を引っ張ろうとする目的のためにいってくる場合は正面から受け止めなくてもいい

親鸞聖人の諸仏賞賛の益

→  弥陀の本願に救いとられた人は大宇宙の仏方が褒め称えてくださる そういう幸せがある

親鸞聖人は生涯非難中傷を一心に受けられた

→  色坊主 破戒坊主 背師自流の横着もの 修行が辛くて逃げだした男 流刑人 流罪前歴人 自分の子どもさえ導けなかったもの

→  さまざまな非難中傷があってもたくましく生きられたのは大宇宙の仏方から褒め称えられる誇りと喜びがあったから

すべての人から褒められなければ気が済まないと思わなくてもいい

→  本当に自分にとって尊敬する大切な人からの評価を大事にする

お釈迦さまもすべての人から好かれなかった

→  当時のインドの人たちの1/3の人たちから尊敬され、1/3の人たちから批判され、1/3の人たちは無関心だった

→  すべての人が褒めることもないし、すべての人が謗ることもない

SNSで非難中傷が問題になって自殺に追い込まれる人がいる

→  たかがSNS、見ず知らずの人の意見を真に受けることはないし気にしなくていい

大衆の評価、他人の目に映った自分の姿を見ることを仏教では他人鏡という

→  他人鏡は自分を知る手がかりとして有効だから全く無視しなくてもいいが、気にして振り回されるのはよくない

→  他人鏡は都合でコロコロ変わる その人の都合で評価が変わる

今日ほめて 明日わるく言う人の口 泣くも笑うも 嘘の世の中  (一休)

今日褒めたかと思うと明日悪くいうそれが人の口 けなされたといって泣く必要はないし褒められたといって浮かれて騒ぐこともいらない

→  仏教でいわれる他人鏡とはあてにならないものだと覚えておく

感想

すべての人から好かれることはないしすべての人から嫌われることもない。大事なのは自分にとって大切な人の意見をきくこと。それ以外の意見はあまり気にし過ぎず、振り回されないようにする。

僕自身は職場で自分のことを批判する人が一人でもいるとどうしてもその人のことばかり意識してしまうことがあった。他に自分のことを認めてくれる人がいるのに、批判してくる人のことばかり考えてしまう。それで気分が落ち込んでしまうことはたくさんあった。みんなから褒められることはないしみんなから謗られることもない。そのことをよく覚えておかなければならない。

仏教では他人の評価とはその人の都合によってコロコロ変わるものだからあてにならないと教えられる。一休の歌のとおり、今日褒めても明日には悪くいわれることがある。この世は嘘の世の中ということを知ると気持ちが軽くなる。

仏教は心を徹底的に見つめる教えだが、心とはあてにならないものであることを証明している。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

1983年生まれです。
仏教を学んでよりよい人生をおくりたいです。
みなさん一緒に学びましょう。

コメント

コメントする

目次