DVD
映画予告
映画監督 フランク・キャプラ
新聞の売り子や酒場で弾き語りを経て21年に映画界に入る。助監督を経て、26年に「当たりっこハリー」などを監督。28年にコロムビア映画に入社。「サブマリン」、「大飛行船」など大作を任されるようになる。34年に「或る夜の出来事」でアカデミー監督賞を受賞し、名匠としての地位を確立した。社会風刺とヒューマニズムに富む作品を輩出、代表作は「オペラハット」、「スミス都へ行く」、「素晴らしき哉、人生」など。

感想
もしもこの世に自分がいなかったら、今の自分の周りにいる人たちの人生はどうなっていただろう。自分がこの世に存在していただけで、救われた人たちも数多くいる。そんなことを考えさせられる映画となっています。
この映画の終盤、主人公ジョージは会社のお金をあることで無くし、絶望して自殺しようとしたそのときに、2級天使という不思議な老人と出会う。その老人に、自分が存在しない世界に連れられて行く。その世界ではジョージの妻も友人も仲間も部下たちからも存在を知られておらず、人生が変わっていることに絶望する。2級天使は絶望したジョージをもとの世界にもどしてやると、ジョージは歓喜する。当たり前の人たちと一緒にいられることが嬉しく、生きる喜びが湧いてきてみんなに感謝する。そして会社のお金も妻があることをしてくれたおかげで……。
映画の中に2級天使がでてくるのは少しファンタジックに感じるが、2級天使の姿が老人であることでアニメのような世界観ではなくなっています。映画自体は現実的な世界観なので、それにみあったキャラクターとなっています。
映画のラストはハッピーエンドでとても気分が良くなります。落ち込んだときに観ると元気を取り戻せるストーリーになっています。
コメント