監督略歴 ニコラス・レイ シカゴ建築大学を卒業後、建築や彫刻だけでなく演技を研究するようになる。やがてオーソン・ウェルズらと劇団を設立したり、舞台の助監督などを務める。第二次世界大戦後はブロードウェイやテレビの演出を手掛け、エリア・カザン監督の「ブルックリン横丁」の助監督になる。49年の「夜の人々」で監督デビューを果し、55年の「理由なき反抗」で世界的に有名になった。

感想
この映画も初めて観たのは高校生の頃だった。当時は僕自身が父親との関係がよくなかったことや、学校での人間関係がうまく築けなかったこともあり、この映画の主人公にともシンパシーを感じた。主人公のジェームズ・ディーンのことが大好きになった映画だった。
改めて「理由なき反抗」を観て思ったのは、青春時代だなと懐かしく感じた。若いとき特有の悩みや行動が描かれている。これは多くの人が共感できるストーリーだと感じた。誰しもが、そんな時代もあったね、と。
この映画の中で出てくるチキンレースは有名で、日本のマンガでも引用されている。とても緊迫感のあるシーンで、観ているほうは固唾を飲んでしまう。
映画の最後は悲しい結末だが、主人公の父親が息子に対して真剣に向き合うことを決意することろに希望が持ててよかった。「理由なき反抗」は、青春映画の金字塔といってもいいだろう。
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