要約
優しくされてダマされる
→ つらいことがあって心が弱っているときに優しくしてダマそうとする人がいる
→ 高齢者が若い女性から優しくされて、やりとりしているうちに財産を奪われていしまう
仏教では優しさ = 慈悲 = 抜苦与楽
優しくしてくれる人の本質である心を見抜かなければ、ダマされる
相手の心を見抜くときは自分の心を見つめることが大事
→ 自分の心がわからなければ相手の心もわからない
仏教とはありのままの自己を映す鏡、法鏡といわれる
優しくして利用されてしまう
→ 会社で仕事を押し付けられて遅くまで残業する羽目になってしまう人
→ 相手に舐められて仕事を押し付けられてしまう人
→ 利用してやろうと思う人に優しくするのは優しさではない
仏教では布施をする相手を三田といい幸福がやってくる田んぼのような存在が、三通りあると教えられる
→ 敬田 敬うべき徳のある人
→ 恩田 ご恩を受けた人
→ 悲田 まことに気の毒な状況の人
優しくすることで自分が苦しくなる自己犠牲の優しさは、本当の優しさではない
優しくして相手をダメにする
→ 親が息子を甘やかす 溺愛して息子がダメになる
本当の優しさとは、知恵に裏付けられた慈悲
感想
優しくされたときは嬉しくなるが、悪意を持って優しくする人がいるということもよく知っておかなければならない。うっかり自分の全財産を奪われてしまったら、失意のどん底に落ちてしまう。また、自己犠牲をしてまで人に優しくするのは自分が苦しくなるだけだ。それは本当の優しさではない。
恋愛で女性が理想の彼氏の条件のなかに、必ずといっていいほど入っているのが優しい人という条件だ。優しい人と一緒に過ごすのは心が落ち着くし、安心していられるからだろう。それに女性は不安な気持ちなりやすいからだといわれる。しかし、ただ優しければいいというわけでもない。優柔不断な男性は嫌われるという。自分の考えがなくただ合わせるだけの男性は嫌われてしまう。優しさにも、いいものも悪いものもあることがよくわかる。
仏教では優しさとは抜苦与楽といい、慈悲という。相手の苦しみを抜き、幸せを与える。またどういう人に優しくすればいいかも教えられているところが、とても現実的で実行しやすい。
仏教を学ぶことで幸せになる方法がわかる。
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