要約
悪人正機 正機=正客
→ 弥陀は悪人をお目当てに約束をたてられた
→ 悪人こそ助けてやりたい
阿弥陀仏の本願
→ 阿弥陀仏のお約束
→ 親鸞聖人は生涯かけて阿弥陀仏の本願を教え続けた
造悪無碍
→ 悪を造っても少しも障りにならない
→ 悪ことをしてもいいんだ 悪人のままでいい 善いことをしなくてもいいと思いがち
雑毒の善
→ 善いことをして見返りがないと腹を立てること
→ 毒の混じった善
悪人正機の本当の意味とは
→ 悪人とは煩悩具足の凡夫
→ 死ぬまで減りもしないしなくならない煩悩の塊の人間のこと
嫌いな人が不幸になるといい気持ちがする
心で造る悪が阿弥陀仏のいわれる悪人
→ 仏教では心が一番大事
感想
仏教では心を徹底的に見つめる。心で何を思うか。心の中ではとても人にはいえない悪いことばかり思っている。それを悪人といわれる。殺人や盗みをする人など犯罪をする人のことをいうのではない。煩悩の塊であるすべての人が悪人だと仏教では教えられる。
親子でも恋人でもどれだけ仲がいい間柄でも、自分の欲が邪魔されたとき心では相手に殺意をいだいている。自分の欲よりも相手が優れていればねたみやそねみ、恨むこともある。心で何を思うかは人にはわからないが、仏教を学べば悪ばかり造っていることがわかる。特に自分にとって嫌いな人となれば、心で思うことはとても人にはいえない。
仏教ではすべての人は悪人だと説かれる。悪人だから地獄行きは避けられない。しかし、弥陀は悪人こそ助けてやりたいというお約束をたてられた。それが阿弥陀仏の本願だという。阿弥陀仏の本願のおかげで、地獄行きから浄土往きに変わることができる。
阿弥陀仏の本願に救われるためにはどうすればいいか?
仏法は聴聞に極まる。
コメント