監督略歴 ジャン=リュック・ゴダール 1959年「勝手にしやがれ」で”ヌーベルヴァーグの旗手”として躍り出て以来、世界の映画界に大きな影響を与えてきた映画監督。7、80年代には実験的で革命的な作品制作に没頭。1983年、「カルメンという名の女」でヴェネチア映画祭グランプリ。主要作品に「女と男といる舗道」「新ドイツ零年」「フォーエヴァ―・モーツァルト」「映画史」日本では2002年、新作「愛の世紀」や旧作の公開が相次いだ。

感想
この映画は、「24時間以内に子供を作りたい」という願いを持つ女性が主人公になっている。そして主人公と同棲してる彼とその親友の三人が繰りひろげる物語だ。主人公と彼は愛し合っているが、子供について意見が対立してしまう。別れの危機を迎えるが、最後はハッピーエンドで終わる。
ゴダール監督の映画のなかで”最も楽しい”映画だといわれている本作は、観ているこちらをとても”微笑ましい”気持ちにさせてくれる。主人公と彼との喧嘩もどこか可愛らしくみえる。二人の心の距離が近くなったり離れたりする様がとてもよくわかり惹きつけられる。物語の途中でミュージカル風になるところなども、とても可愛らしくみえた。
この映画は恋愛映画だが、ありきたりな恋愛ではなく少し変わった物語となっているところにフランスらしさがある。フランスはお洒落な町並みで、ファッションセンスもいいと感じた。
フランス映画は日常生活を描くのがとてもうまく、この映画でもフランス人の普段の生活を垣間見ることができる。それがエキゾチックに感じてとても面白い。
映画を観終わった後は、心が温まり恋愛をしたくなること間違いなし。
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