本書を読むことで「才能」と呼ばれるものの正体がわかります。「才能」とは甘美な言葉で誰もが欲しい能力の一つですが、多くの人は自分は持っていないと思います。
そもそも「才能」とは何か。そこをはっきりとさせることで、「才能」という言葉に振り回されない自分になることできます。
書籍
著者 樺沢紫苑
精神科医、作家。1965年札幌生まれ。札幌医科大学医学部卒。2004年から米国シカゴのイリノイ大学精神科に3年間留学。帰国後、樺沢心理学研究所を設立。「情報発信によるメンタル疾患の予防」をビジョンとし、YouTube(62万人)、X(26万人)、メールマガジン(12万人)など累計100万フォロワーに情報発信をしている。著書55冊、累計発行部数260万部のベストセラー作家。シリーズ累計100万部突破の『アウトプット大全』(サンクチュアリ出版)をはじめ、『読書脳』、『記憶脳』(サンマーク出版)、『神・時間術』(大和書房)、『ストレスフリー大全』(ダイヤモンド社)など話題書多数。
適性を伸ばす~「才能なんて存在しない理論」
「才能がないは」は言い訳にすぎない!
「どうせ俺には才能がないから」「○○さんは才能があるからいいよな」と、自分がうまくいかない理由を「才能」のせいにする人がいます。でも実は、「才能」なんて存在しないのです。
(中略)「才能」というものは存在しない。「才能」というものは、単なる結果であり、結果を出せなかった人間が自己を正当化し、自分を慰めるために使う言い訳が「才能」です。
勉強脳 p48~p49
「才能がない」という言葉はとても使いやすいし言い訳によく使われる言葉だ。しかし、それはそもそも「才能がない」わけではなく、ただの努力不足であることが多い。
「才能」があれば、努力しなくてもできてしまう。そんな風に思ってしまうこともある。しかし本当に「才能」がある人ほど人知れず努力をしているものだ。
「才能」があるように見えるのは地道にコツコツと努力を続けた結果であり、突然自分に「才能」が空から降ってくるものではないことをよく知っておきたい。
停滞はブレイクスルーの手前で起こる~「成長の指数関数勉強法」
「こんなに頑張っているのに、結果がでない」は喜ばしいこと
「勉強すれば、勉強しただけ効果が出る」「勉強の量と効果は比例する」と思っていませんか? 残念ながら、それは間違いです。勉強しても、なかなか結果がでないのが普通です。さらに勉強しても結果が出ない。物凄く勉強すると、ようやく少し結果が出る。そして、最後の最後にドカーンと結果がでる。つまり努力の量と結果は、「正比例」ではなく「指数関数」の関係にあります。
(中略)「こんなに頑張っているのに、全然結果が出ない」のは、順調に成長している証拠なのです!
勉強脳 p281~p283
努力しているのになかなか結果がでないと不安や焦りの気持ちがでてきますが、それは普通のことだといわれると安心します。「こんなに頑張っているのに、全然結果が出ない」という気持ちは僕自身よく感じることです。
どれだけやっても無駄じゃないかという気持さえでてくることがあるけれど、そんなときに成長は指数関数のように現れるという理論を思い出したいです。
1年、3年、10年の節目を意識する~「1ー3ー10年勉強法」
専門家になるには1万時間が必要!
マルコム・グッドウェルは『天才! 成功する人々の法則』(勝間和代訳、講談社)の中で、「1万時間の法則」というものを提唱しています。専門家になるためには、約1万時間の修練が必要である。第一線で活躍している専門家たちは、1万時間前後、気の遠くなるような勉強や練習を続けているのだといいます。1年やれば基本が習得できる。3年やれば一通りできるようになる。10年やれば専門家になれる。これが「1ー3ー10年の法則」です。
勉強脳 p290~p291
何か物事を始めたときにこの1年、3年、10年の法則を覚えておくと役に立つと思う。継続の目安になるし、目標にすることができる。
3年やれば一通りのことができるというのは、昔から「石の上にも3年」という言葉のとおりだいたいのことはできるということ。そして10年続ければ専門家になれるという大きな目標を持つことで、さらに努力を重ねていく決意を持つことができる。
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