ひとでも大丈夫!?孤独な心を支える人生の救済策
ℚ 先日、友達やパートナーがいなくて寂しいといいましたが、世間的な幸せはあなたには当てはまらないからオタクや趣味の仲間を作った方がいいと言われた者です。おひとりさま人生でパートナーは諦めていますが病気になったときのセーフティネットはどうやって築けばいいですか?
Ā コミュニケーションをゼロヒャクで考えない。パートナーがいるとかいないとか、友達がいるかいないかで考えることがゼロヒャク思考。
どういう関係が友達ですか?
メッセージを3日に1回やりとりするのは友達なのか?
メッセージを1週間に1回やりとりするのは友達か?
メッセージを1ヵ月に1回やりとりする関係は友達なのか?
どこで線を引くかで友達の有無は変わってくる。
つながりや、人間関係、を強化することが人生を楽しく豊かに幸せに生きる最大の秘訣。
いろんな幸せのコツがあるが、健康が一番不可欠。
お金があろうが、人間関係があってもあと3ヵ月しか生きられなければ、
ほとんどの人は落ち込むので健康であることがベースになる。
その次に人間関係のつながり。
パートナーシップであったり友人との関係。
そのうえで社会的な活動での成功や達成が上乗せされる。
今、健康である人にとって次に重要なのはつながり。
人とのつながりをほとんどの人は軽視している。
歳をとって寂しくなったり、40~50歳になってから慌てて友達を作ろうと思っても、
手遅れに近い状態。
だから、「私は一人でいるほうが好きなんです」と言う人がいるが、
ときどきは異性の友達やパートナーがいたほうが、人生は楽しい。
少なくとも脳科学や心理学的にはパートナーシップがないと非常に幸福度が低くなる。
だからなんらかの形で、友達やパートナーはいたほうがいい。
友達やパートナーは勝手にできるものではない。
社会人は自分から仲良くなる行動を積極的にしないと友達はできない。
パートナーシップも同じ。
黙っていてもパートナーができるのは20代の頃からモテモテな人だけ。
40歳や50歳になって寂しいからとパートナーを探しても難しい。
「私は一人でいたほうがいい」とは言わないで自分と気の合う人や、
同じ趣味で楽しく話せる人がいないか常に考えることが重要。
つながるためには共通の話題がないとつながれない。
まったく何一つ共通の話題もない人と仲良くなるのはスゴく難しい。
逆に言うと、何か共通点があって盛り上がれればコミュニケーションが下手でも、
発達障害でも関係なく盛り上がれる。
趣味のサークルとか趣味の仲間が集まる会に顔を出す。
そういうのがつながりを増やす一番簡単な方法。
趣味の会は嫌なことがあったら次から行かなければいい。
会社と違って自由。
何かの会に参加して楽しければ次も行けばいいし、
自分には合わなければ、次は行かなければいい。
次行かなくても責められることはない。
ネットの文化が盛んなので趣味の会はいくらでもある。
知らないところが嫌なら有名な協会が主催する交流会もある。
新しい友達やパートナーの作り方は昨日と同じ生活習慣をしていたら、
新しい人と出会えない。
会社と家の往復しかしていない人が明日、
会社にかわいらしい女性が入ってくることはありえないし社内恋愛もやりづらい。
昨日と同じように生活していても新しい人と出会う可能性はゼロに近い。
だから、新しい場所趣味の会に行けば10人いたら10人が初対面になる。
そこに自分と気の合う人が1人くらいいてもおかしくない。
よくパートナーができませんと言う人がいるが同性の友達が一人もいなければ、
パートナーがいきなり現れることもない。
同性の友達が一人もいない人はコミュニケーションの問題がある。
人を寄せ付けない雰囲気を持っている。
そういったものはコミュニティに参加しながら慣れていく。
コミュニケーションのトレーニングとして趣味のサークルや習い事がいい。
友達やパートナーになる人は今ある生活圏の外側にいる。
コンフォートゾーンを広げていかないと素敵な人と出会う可能性はない。
だから勇気と好奇心を持って新しい場所に出向いていく。
そうしない限りは友達も恋人もパートナーシップもできない。
困ったときに相談できる人がいないとメンタルがやられやすい。
後悔しない結婚相手の選び方ベスト3
ℚ 年齢的に結婚を意識します。樺沢先生が思う後悔しない結婚相手の選び方を教えてください。」
ベスト1 勢いで結婚する
付き合って3年以内に結婚する。
長く付き合うほど結婚の確率は高まると考えるのはNG。
3年以上付き合って同棲もして結婚を考える状態だったが、
4~5年付き合うと気持ちが冷めて別れてしまうケースが多い。
3年がモチベーションが続くリミット。
1ヵ月・3ヵ月・1年という区切りと、
1年・3年・10年というモチベーションのリミットがある。
3年で結婚しないとモチベーションが下がってしまうので別れてしまう、
というのは脳科学的に正しい。
勉強においても中学・高校生活の3年は我慢できる。
それが期限なく続くと嫌になる。
3年といのが重要な期限としてある。
なので結婚したい人がいた場合、3年以内に結婚したほうがいい。
ベスト2 あれこれ考えない
人間には直観がある。
直観とは脳が無意識レベルで情報を判断している。
やりたいことがあれば、直観に従ったほうが後悔は少ない。
やらないことによる後悔のほうが大きい。
あれこれ考えるほどに人間は間違った判断をしやすい。
「やるぞ」と思ったときに一気にやると最も成功しやすい。
ベスト3 不快が少ない
恋人の付き合いと夫婦の付き合いは基本的に違う。
恋人同士はときどきしか会わない。
結婚すると毎日顔を合わせる。
恋人として付き合う場合は相手の長所が一個あればいい。
結婚後にうまくいくかどうかは毎日顔を合わせて嫌ではないか。
どうしても嫌なところがあった場合、結婚生活はうまくいかない。
結婚は相手の一番嫌なところを許容できるかが試される。
適切な友人の数は?
ℚ 年齢を重ねるごとに定期的に会う友人が少なくなってきたと感じます。みな人生のステージが異なるので仕方がないと思うのですが、友達が年々少なくなってきて寂しいです。だんだん付き合う友人は厳選されていくものなのでしょうか?また適切な友人の人数など目安があれば教えていただきたいです。
Ā 適切な友達の人数は一人。
友達をどう定義するか。
遊び友達、飲み仲間、たまにお茶する人も友達になる。
それとは別に親友がいる。
樺沢の親友の定義は、本当に困ったときに相談出来る人。
会社を辞めるときに相談できる、離婚するときに相談出来る人。
込み入った問題を相談出来る人は少ない。
一人とか二人。
そういった友達が一人いればいい。
困ったときに助けてくれない人は友達か?
メンタル疾患の患者から聞く話で、
今まで仲よくしてきた友達が自分がうつ病で入院したり会社を辞めると連絡してこなくなる。
それは友人なのか?
90%以上の人はそういう人。
親友はうつ病になって入院してもメッセージを送ってくれる人。
本当に心を許せる友達が何人いるかが重要。
感想
社会人になると友達は作りにくくなるといわれる。会社と家の往復だけになりがちだからだ。だから趣味や社会人サークルに参加するといい。
友達の定義とはあまり考えたことがないが、話しをして楽しい人ならば仲よくしたいと思う。そこには共通の話題があるという前提になるがそういう人は大切にしていきたい。
恋愛は最初は友達から始まりそれがやがては恋人になっていくのがいいと思う。徐々に段階を踏んで好きになっていく過程が楽しいし、好きという気持ちも高くなっていくと思う。
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