人間関係をこじらせる人の特徴

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クロススイッチ

「隣の芝は青く見える」という諺があります。隣の人は幸せそうに見えているのが、私たちの実態です。

夫婦でも妻は夫が楽をしているように見えるし、夫からしたら妻は楽をしていると思えてケンカすることがある。

これは職場でも同じ。上司は部下は責任がなくていいよなと思うし、部下は上司はいいなと思っている。

だからケンカになる。

こんな悲劇を回避するにはどうしたらいいか?

ドラえもんの道具の中に「クロススイッチ」というのがある。クロススイッチはスイッチを押すと目の前の人の人生と入れ替わることができるスイッチ。

のび太は自分の人生が嫌だから誰かと入れ替わりたいと思ってドラえもんに相談したら、この道具を出してくれた。

道具は最初は調子が良かった。先生と入れ替わって先生を廊下に立たせたり、スネ夫と入れ替わってスネ夫の家の大きなケーキを食べたりできた。

ジャイアンと入れ替わったときは、実力はのび太のままなので野球をやったときジャイアンのように上手に打てなかった。しずかちゃんと入れ替わったときは、しずかちゃんのお母さんからピアノの練習をさんざんさせられる。そのあと、風呂に入れと言われ、疲れて嫌だったがたがしぶしぶ風呂に入った。

のび太は入れ替わることが嫌になってクロススイッチはもう使わないことにした。


最初はあの人の人生になったらどれだけ自分は幸せになれるかと思う。しかし、その人の人生になってみるとそれほど幸せではない。

むしろ前のほうが良かったという気持になる。

私たちは「隣の芝は青く見える」けれど実際にその立場になってみると、一人一人苦しみを抱えていると気づかされる。これを仏教では有無同然と教えられます。

有無同然

有無同然とは、あってもなくても苦しみは皆同じなんだというお釈迦さまの教え。お経の中では次のように書かれている。

田なければ、また憂いて、田あらんことを欲し、

宅なければ、また憂いて、宅あらんことを欲す。

田あれば田を憂え、宅あれば宅を憂う。

牛馬・六畜・奴婢・銭財・衣食・什物、また共にこれを憂う。

有無同じく然り。

(大無量寿経)

田んぼがなければ、田んぼがあればなと思う。現代で言えば、土地とか株に当てはまる。土地や株があれば、財産になるが、土地の価値や株の価値が上がったり下がったりするので一喜一憂する。大きく下がったら悲劇になる。

宅なければ、宅あらんことを欲すとはアパート住まいの人がマイホームを欲しいと思うこと。しかし、マイホームを持てばローンが大変で苦しくなる。家なんか持たなければ良かったと思う人もいる。

牛馬・六畜とは現代で言えば車のこと。車を持たないと仕事にならないから車を買うが、維持費が大変だし、事故にあう危険もある。

奴婢とは現代で言うと人を雇うこと。人を雇えば人件費が大変になる。一度雇えば簡単にリストラできない。

銭財とはお金のこと。お金を持つと取られやしないかと心配になる。

衣食とは着る服のこと。たくさん着る服を持っていると何を着るかで悩むことになる。

什物とは家財道具のこと。家財道具がたくさんあると引っ越しのとき大変になる。


あってもなくても同じ。ない人はあったらいいなと思い、ある人はないほうがいいと思う。有無同然である。

ない人は鉄の鎖で縛られて苦しむ。ある人は金の鎖で縛られて苦しむ。

鉄であろうが金であろうが縛られて苦しむことに変わりはない。

独身時代は早く結婚したいと思い、結婚すれば何もかも上手くいって幸せのように思う。

ところが、結婚した人からすると結婚しても自由が何もないと感じ、独身の人が羨ましく感じる。

お互いないものねだりしている。

子供のない人は子供がいたらいいなと思う。ところが子供を持っていると子供のことで悩む。


すべての人は持っていても持っていなくても、あっち行ってもこっち行っても、常にそこに煩わしいことや辛いことがでてくる。


人生は娑婆であるとお釈迦さまは言われた。娑婆とは堪忍土という意味。

堪忍土とは堪え忍ばなければならない世界ということ。

自分だけが堪え忍んでいて、他の人は好き勝手しているように思えるが、他の人も見えない所で苦労している人生をおくっている。

有無同然を知ればイライラや恨んだりしてはいけないという気持になる。

感想

あの人は悩みなんてなさそうでいいな。人生順調で苦労したことなんてないんじゃないか。他人の幸せをみるとそんなことが頭に浮かぶ。

しかし、どんな人でも悩みや苦しみを抱えているという。ただそれを知らないだけだからそう見える。

あってもなくても苦しみはなくならない。あればあったで苦しみ、なければないで苦しむ。人間の実態を鋭くついた教えだと思った。

僕自身、結婚すれば幸せになれそうだというイメージを持っているが、結婚すればまた悩みがでてくるのかと思えば少しがっかりする。

しかし、結婚すれば楽しいことや嬉しいこともあると思うので、結婚はしてみたいと思う。

あってもなくても苦しみはなくならないが、あってもなくても幸せはあると思うので、前向きに生きていきたいです。

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この記事を書いた人

1983年生まれです。
仏教を学んでよりよい人生をおくりたいです。
みなさん一緒に学びましょう。

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