ご縁がある人の特徴とサイン

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ご縁の深い人の特徴

・ あなたとご縁のある人の特徴は、あなたが気になる人。

・ あなたにとって「好き」という人、あるいは、あなたが「嫌い」と思う人。そういう人はご縁のある人。

・ ご縁のある人とは良きにせよ悪しきにせよ気になる人。縁がない人とは関心がない人、どっちでもいい人。別にいてもいなくてもいい人。

・ 職場でも趣味のサークルでもご縁のある人はいる。何かと一緒にやることが多い人もいれば、同じ職場の同僚であっても顔と名前くらいしか知らず、ろくに話したこともないひともいる。

袖触れ合うも多生の縁

・ 多生とは……何回も生まれかわり死に変わりを繰り返してきた。輪廻転生を繰り返してきたという仏教の言葉。

・ 袖触れ合うとは……今生で袖が触れ合うとは、今でいうなら電車でちょっと肩が触れたりすること。

・ 恋愛でも学生時代、クラスに自分の好きな子がいると学校や授業が華やかに感じることがある。逆にあの人死んでほしい、殺そうかと思うくらい嫌いな人もいるがそれもご縁のある人。

親子と夫婦

・ 親子とか夫婦というのは深いご縁のある人。

・ 親子でも気になるから時には憎いこともあれば、大好きで愛してしょうがない時もある。

・ そういう存在が親子や夫婦という関係。

・ 親にとって子供は腹が立ってしょうがない時や可愛くってしょうがない時もある。

・ 可愛いから憎くなる。これを仏教では愛憎という。

・ 子供は子供で親を頼りにしているから、親から心無い言葉を言われたりすると死ぬまで忘れないこともある。

・ 親のせいで自分はこんなふうになってしまったと苦しむ人もいる。

・ 大の大人でも自分の親とだけはちゃんと挨拶ができない、会話ができない人がいる。

・ 夫婦は昔敵同士だったといわれることもある。

・ 講談や芝居劇などで敵討ちのセリフで次のようなものがある。

ここで会ったは百年目 盲木浮木 優曇華の花 いざ尋常に 勝負勝負!

・ 盲木浮木とは仏教の言葉で、目の見えない一匹の亀が大海に浮かぶ一本の丸太ん棒の穴にちょうど首を入れることがあるようなものという意味。つまり滅多にないことのたとえ。

・ 優曇華の花というのも仏典に説かれていて、何千年に一度しか咲かないような花のこと。

・ 親を殺された子供が剣の修業をしてようやく敵討ちに出会えたというセリフ。

・ 夫婦とは敵同士だったというのは、ずっと会いたいと思って探し回ってようやく会えた相手だったからという意味。

・ しかし、親子といっても夫婦といってもどんなにご縁がある人でも、ずっと一緒にいれるわけではない。いつかはもう二度と会えない時がくる。

会者定離 ありとはかねて聞きしかど 昨日今日とは 思わざりけり

最も尊いご縁

・ 私たちの人生の中で最も尊いご縁は、「仏縁」だとお釈迦さまは説かれている。

・ 仏縁とは仏様とのご縁。仏縁がないと仏教は聞けない。

・ 過去世からずっと仏縁を育んできた人じゃないと、今生で仏教を聞くことが出来ないと仏教で教えられている。

・ 親鸞聖人が信心決定(信楽、無上の幸福)を獲得された時のお言葉。

偶行信を獲ば 遠く宿縁を慶べ 

・ 行信を獲ばとは……信楽になったとき

・ 遠く宿縁を慶べとは……遠い過去世から育んでいただいた宿縁。過去世とは宿世のことで、過去世からの仏縁を宿縁という。過去世からの仏縁を喜ばずにはおれませんという意味。

釈迦弥陀は慈悲の父母 種々に善巧方便し われらが無上の信心を 発起せしめたまいけり

・ 私たちが無上の信心をどうして発起できたかというと、阿弥陀仏、お釈迦さまというお二方があの手この手で私を導いてくださったから。そして私は今この信楽の身にさせていただくことができたんだと、親鸞聖人は言われている。

感想

自分にとってご縁のある人とは「好き」な人、もしくは「嫌い」な人だという。まったく気にならない人はご縁がない人という。嫌いな人はできるだけ避けていきたいが、嫌いな人に限って離れられないということもる。

職場で嫌いな人が同じ部署にいたことがあったが、離れられなかった。関わりたくないと思っても関わらざるを得なくて苦しい思いをしたことがある。そんな人でもご縁のあった人といえるのか。自分にとってマイナスなご縁だったが、仲の良い人、プラスのご縁もあったので差し引きゼロでバランスが取れていたのかもしれない。

人生は誰と出会うかでそうとう変わってくると思うが、仏縁を結ぶきっかけとなった人との出会いはとても幸運だった。僕自身が変わるきっかけになったし、成長することが出来た。仏縁を結んで損なことは一つもない。

これからも仏縁を大切にし、さらに人生を充実させていきたいです。

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この記事を書いた人

1983年生まれです。
仏教を学んでよりよい人生をおくりたいです。
みなさん一緒に学びましょう。

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