運気を上げる種まき

要約

吉日良辰をえらび占相祭祀をこのむものなり。これは外道なり、

これは偏に自力をたのむものなり。(親鸞聖人)

仏教以外 → 外道

仏教   → 内道

因果の道理

善因善果 悪因悪果 自因自果

お釈迦さまの教えに次のようなものがある

まいた種に応じて果実を収穫する。

善い行いをした人は、善い報いを得、

悪い行いをした人には悪い報いを得る。(サンユッタ・ニカーヤ)

人が何をしようとも、その報いが自分に起こるのを見る。

善いことを行った人は善い報いを見、悪いことを行った人は悪い報いを見る。

自ら悪をなすならば常に自分が汚れる。自ら悪をなさないならば自分が清まる。

(ウダーナヴァルガ)

善き事を行えば幸い来ると思うべし 悪しき事を行えば災い事に来るなり (親鸞聖人)

かなしきかなや道俗の 良時吉日えらばしめ 天神地祇をあがめつつ 

卜占祭祀つとめとす (親鸞聖人)

道俗 = 僧侶と一般人

運気を上げたいのなら善い行いをすべし

感想

仏教では運気を上げるには善い行いをすることを徹底的に説かれている。お釈迦さまの時代から今日まで変わらない。占いや吉日などは関係ない。

昔、僕自身が占いを信じていた時期があった。人生がうまくいかず、どうすればいいかわからなかったときだ。占いに一喜一憂して毎日を過ごしていた時期があったが、いろいろ本を読んでみて中国古典の「陰隲録」という本に出会った。その中に善い行いをすれば幸せがやってくるということが書かれていて、実行しようと決めた。

その後に仏教に出会い、因果の道理を知ってから仏教の教えにも善い行いが大切であることを知った。しかしそれらは相対の幸福であり、死を前にしてくずれる幸せである。たとえ死が来てもくずれない絶対の幸福があると仏教では説かれていることに驚いた。

仏教の奥深さに、驚きと面白さを感じた。

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