結婚がうまくいかないのは先祖のせいなのか
「結婚がうまくいかないのは、先祖のカルマのせい」と言われたことはないでしょうか。
たとえば、霊能者に「4代前の先祖の行いが原因で、あなたが苦しんでいる」と言われ、不安になった方もあるかもしれません。
しかし、仏教ではこの考え方をはっきりと否定します。
仏教の結論|先祖のカルマを子孫は背負わない
仏教では、親や先祖のカルマを子や孫が背負うことはない、と教えられています。
自分の人生は、どこまでも自分の行いによって決まります。
これを自因自果(じいんじか)といいます。
自因自果とは何か|すべての結果は自分の行いから生まれる
自因自果とは、
・自分の行い(原因)
・自分が受ける結果(幸・不幸)
が一致するという法則です。
ここでいう「業(ごう)」とは、特別なものではなく、日々の行いそのものを指します。
行い(業)が原因となり、人生の結果(運命)が生まれます。
他人のせいにはできない「他因自果」の否定
仏教では、他因自果は認められていません。
これは、
・親のせい
・先祖のせい
・夫や妻のせい
など、「他人の行いが原因で自分が苦しむ」という考え方です。
しかしこれは、仏教では迷いの発想・愚痴の発想とされています。
つまり、「先祖のせいで不幸になった」という考えは成り立たないのです。
三世因果の本当の意味|前世・現世・来世のつながり
仏教には三世因果という教えがあります。
これは、
・過去世(前世)
・現在世(現世)
・未来世(来世)
のつながりを指します。
ここで大切なのは、因果は自分の中で連続している、という点でしす。
親から子へではなく、自分の過去→現在→未来へと続くのです。
なぜ結婚で苦しむのか|原因はどこにあるのか
「結婚した夫のせいで苦しんでいる」と思うことがあります。
しかし、この考え方は他因自果になってしまいます。
仏教の立場では、こう考えます。
その相手を選んだ自分に原因がある
もちろん、相手に問題がないわけではありません。しかし、その相手と出会い、選んだのは自分自身です。
因と縁の法則|結果はどうやって生まれるのか
仏教では、結果は次の2つで生まれると教えます。
・因(自分の行い)
・縁(外部の条件)
この二つがそろったとき、結果が現れます。
DV夫と結婚した理由を仏教で解説
たとえば、
・DV気質の男性を好きになる(因)
・DV男性と出会う(縁)
この2つが重なって、「苦しい結婚生活」という結果になります。
つまり問題は、そういう相手を好きになる自分の傾向(業)にあるのです。
業力とは何か|同じ失敗を繰り返す理由
人は自分の持っている業によって、似たような選択を繰り返します。
そのため、
・離婚しても
・また同じタイプの人を選んでしまう。
ということが起きます。
これが業力(ごうりき)です。
幸せになるために必要なこと|業を変える生き方
では、どうすればよいのでしょうか。
大切なのは、
・自分の選択に原因があると認めること
・自分の行い(業)を見直すこと
です。
相手を変えるのではなく、自分の原因を変えることが人生を変えるカギになります。
まとめ|結婚の不幸は先祖ではなく自分の原因
この記事のポイントをまとめます。
・先祖のカルマで苦しむことはない
・人生は自因自果で決まる
・他人のせいにする考えは誤り
・因と縁によって結果が生まれる
・幸せになるには自分の業を変えることが大切
感想
結婚した相手がDVやモラハラをする人だった場合、その相手を選んだ自分に問題があったと認めることは難しいだろう。どうしても夫(妻)が悪いからで自分は悪くないと思ってしまう。
仏教ではすべての結果には自分に原因があるという自因自果が教えられる。結果を変えるには自分の行動を変えなければならない。自分が変れば相手も変わる。自分が変らなければ相手も変らない。
自分が変るにはどうしたらいいか。これは僕自身の経験だが、日常生活で小さな変化を意識することだ。たとえば自販機で飲み物を買うとき、同じ飲み物を選ばない。一度も飲んだことのないものを選ぶ習慣を持つ。そういう小さな変化を習慣にしていると、やがては大きな変化につながる。自分が大きく変わることができれば結果も変えることができる。
自分が変らなければ運命も変らない。
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