要約
仏教の目的
→ 後生の一大事の解決
仏教には二つのことが教えられている
→ 後生の一大事があるということ
→ 後生の一大事の解決の道があること
三世
→ 前世 過去 生まれる前の世界 因
→ 今生 現在 今生きている世界 果 因
→ 後生 未来 死んだ後の世界 果
汝ら、過去の因を知らんと欲すれば、現在の果を見よ。未来の果を知らんと欲すれば現在の因を見よ。 (お釈迦さま)
諸有衆生皆普化 即横超截五悪趣
諸有 = 二十五有 二十五の世界
五悪趣 = 五つの世界
六道 = 六つの世界 地獄界 餓鬼界 畜生界 修羅界 人間界 天上界
迷いの世界を裁ち切る 出離する 他力の一念で浄土に往く
有漏の穢身はかわらねど こころは浄土にあそぶなり (親鸞聖人)
人間界で果さなければならない目的が、仏法を聞いて迷いの世界から出離すること
→ 浄土往きをはっきりさせること
感想
死後はあるのかないのか。誰もが考えたことのあることだと思うが、仏教では死後の世界はあるという。それはなぜかというと、三世の教えを聞くととても納得がいく。前生、今生、後生、これらに因果関係があることがわかると死後もあることがわかる。
死んだ後は六つの世界があるといわれる。六つの世界を生まれ変わり、死に変わりを繰り返しへ巡っている。どの世界も苦しみがある世界だと教えられる。が、浄土へ往ければ幸せになることができるという。浄土に往くためには仏法を聞かなければならない。仏法を聞けるのは人間に生まれたときだけだ。
後生の一大事の解決とは、浄土へ往き仏に生まれることがはっきりすること。それが仏教の目的であり、人生の目的だと説かれる。人間に生れなければ達成できないことであり、それを知ることができたことはとても幸運なことだ。
後生の一大事の解決を目指して、聴聞を続けていきたい。
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