要約
一般的に好きなことをして暮らせれば幸せといわれる
→ しかしいつまで好きでいられるかが問題
諸行無常 すべてのものはうつろい変わるもの
心はコロコロ変わり続けている
→ 心はコロコロ変わり続けるからロをとってココロといわれるようになったといわれる
どんな好物でも朝昼晩毎日食べていたら飽きる
→ どんなに好きなことも仕事にしたら嫌になるといわれる
結婚して好きな人と共に過ごすことは幸せ
→ しかし、いつまで好きでいられるか
→ いつしか一番好きだった相手が一番顔も見たくない声も聞きたくない相手になる
→ 三組に一組は離婚している 離婚はしなくても家庭内離婚している夫婦は多い
好きなことを仕事にして生きるということは簡単じゃない
これならば一生かけてもいい仕事とは何か自分に問いかける必要がある
→ 一生をかけてもいい仕事 一生好きでいられる相手が見つかったら本当に幸せ
→ しかしその仕事や好きな相手が崩れてしまうことがある 好きな相手の心が変わることがある
諸行無常 心も変わる対象
→ 自分の心が冷める 飽きることがある
→ 好きになった対象が変わる 裏切られる 振られる 崩れることがある
強く好きになっているものがある人ほどそれを失うのが怖くて罪を造ることもある
→ 恋人の跡をつける スマホを勝手に見る 誰と会うのか詮索する 恋人の嫌がることをしてしまう 殺意を抱くときがある
仕事が好きな理由は名利があるから
→ 名利とは名誉欲 利益欲
どれほど好きな仕事であっても誰からも評価されず誰からもお金を貰えなかったらその仕事は好きでいられない
感想
好きな仕事をしても、それが一生続くかわからない。諸行無常の世の中ではすべてのものがうつろい変わり続ける。その中でも心というのは特に変わりやすいという。好きな相手を好きでいつづけることの難しさもよくわかった。
僕自身、結婚はしてみたいという気持ちがあるが、いつまで好きでいられるのかを考えると不安になってくる。自分の心が変ってしまうだろうし、相手の心も変ってしまうだろう。一番好きだった相手が、一番嫌いになってしまったらこれほど不幸なことはない。良い夫婦でい続けるためには、お互いの努力が必要になってくる。仏教で教えられる六度万行を常に実践することが、相手と良い関係を保つ秘訣だと思う。他にも自利利他や因果の道理、無財の七施などを実行すればたとえ不仲になってもまた仲よくなることができると思う。
諸行無常を知ると、世の中の幸せとは続かないものだということがわかってくる。そんな世の中で絶対に崩れない幸せがあると教えるのが仏教だという。そんな幸せあるわけない、と最初聞いたときは思ったが、もしそんな幸せがあるならその身になりたいと誰でも思うだろう。僕は絶対に崩れない幸せになりたくて仏教を学んでいる。
仏教は聴聞に極まる。
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