このたび、Kindle本『なぜ宮崎アニメは心に残るのか――10作品を仏教の視点から読み解く』を出版しました。
宮崎アニメを観ていると、見終わったあとも不思議と心に残るものがあります。
美しい映像や魅力的なキャラクター、壮大な物語だけが理由ではないように思います。
宮崎アニメには、「人間はどう生きるのか」という問いが繰り返し描かれているからではないでしょうか。
なぜ宮崎アニメを仏教の視点から読むのか
仏教では、人間の苦しみや欲望、怒り、執着、生と死など、私たちが生きていくうえで避けられない問題が説かれています。
宮崎アニメにも、これらと重なるテーマが数多く登場します。
たとえば『もののけ姫』では、人間と自然の対立だけでなく、怒りや憎しみが新たな怒りや憎しみを生み出していく姿が描かれています。
『千と千尋の神隠し』では、欲望に振り回される人間の姿について考えさせられます。
『耳をすませば』では、夢に向かって努力することや、自分の未熟さと向き合うことの大切さが描かれています。
映画を楽しみながら、そこに描かれている人生の問題を仏教の教えと重ねて考えてみたい。
そんな思いから、この本を書きました。
本書で取り上げた10作品
本書では、次の10作品を取り上げています。
・ルパン三世 カリオストロの城
・風の谷のナウシカ
・天空の城ラピュタ
・魔女の宅急便
・紅の豚
・耳をすませば
・もののけ姫
・千と千尋の神隠し
・ハウルの動く城
・君たちはどう生きるか
それぞれの作品について、作品紹介や感想だけでなく、「仏教の視点から見ると何が見えてくるのか」を考察しました。
映画から自分の人生を考えてみる
この本で伝えたかったのは、「宮崎アニメには仏教が描かれている」と断定することではありません。
作品を一つのきっかけとして、仏教の教えと照らし合わせながら、私たち自身の生き方を考えてみようという試みです。
なぜ人間は欲に振り回されるのか。
なぜ人を憎んでしまうのか。
大切な人との別れをどう受け止めるのか。
幸せとは何なのか。
そして、私たちはどう生きるのか。
宮崎アニメを通して考えていくと、映画の中だけの話ではなく、自分自身の問題として見えてくるものがあります。
宮崎アニメが好きな方、仏教に興味がある方へ
宮崎アニメが好きな方はもちろん、「仏教には興味があるけれど難しそう」と感じている方にも読んでいただけたらと思っています。
映画という身近な入り口から仏教に触れることで、難しい教えも少し違った角度から考えられるかもしれません。
『なぜ宮崎アニメは心に残るのか――10作品を仏教の視点から読み解く』
興味を持っていただけましたら、ぜひ読んでみてください。
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