要約
許せない人に報復しなければならないという思いを捨てる
嫌な人のことをずっと考えているとその人に似てくる
→ 類は友を呼ぶ 朱に交われば赤くなる
怨みに報いるのに怨みを以てしたならば、ついに怨みの息むことがない。 (お釈迦さま)
→ 報復で解決はできない
自分が幸せになることが許せない人を忘れられる方法
→ 恨みと憎しみが感謝に変わる
流罪の身をば方便と 都に散りし法の花 厳寒深雪の越後路に 御法の春をぞ迎いける (親鸞聖人の人生)
感想
許せない人がいたら報復するのではなく自分が幸せになることこそが、忘れる方法だという。つい恨みを持つと報復したいという気持ちがわいてくるが、それではいけない。
嫌な人のことをずっと考えていると、その人に似てしまうという。嫌な人のことはつい考えてしまうが、自分がその人のようにならないように気を付けなければならない。
自分が幸せになったら、嫌な人のこともあまり考えなくなる。僕自身、そういう経験をしてきた。むしろあの時があったから今がある、と思うようにしている。
仏教では幸せになる方法が説かれているが、怨みでは幸せになれないことを教えている点はとても実生活に即している教えだと思う。
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