人と向かい合って話すとき、緊張してしまうことはありませんか?
特に、会話が途切れたときに視線をどこへ向ければよいのか分からず、気まずい思いをした経験がある人もいるでしょう。
そんなとき、私がおすすめしたいのが、歩きながら会話をすることです。
向かい合って座るのとは違い、歩いているときはお互いに前を向いています。そのため、相手の視線を必要以上に意識せず、自然に話せることがあります。
今回紹介するのは、教育学者の齋藤孝さんによる『齋藤孝の30分散歩術』です。
本書では、歩くことが身体の健康だけでなく、気持ちの切り替えや人とのコミュニケーションにも役立つという考え方が紹介されています。
私は10年以上ウォーキングを続けていますが、歩くことと人間関係のつながりについて、改めて考えるきっかけになりました。
『齋藤孝の30分散歩術』はどんな本?
書籍情報
- 書名:齋藤孝の30分散歩術
- 著者:齋藤孝
齋藤孝さんは、教育学やコミュニケーションについて研究・執筆活動を行っている方です。
本書では、散歩を単なる健康法として捉えるのではなく、仕事や人間関係、日々の考え方にも関わる習慣として取り上げています。
特に興味深いのは、歩くことと会話の関係です。
私たちは普段、人と話すときに向かい合って座ることが多いですが、歩きながら話すことで、いつもとは違うコミュニケーションが生まれることがあります。
歩きながら会話をすると緊張しにくい?
人と正面から向かい合って話すと、相手の表情や視線が気になってしまうことがあります。
特に、初対面の人や、まだ親しくない相手と話すときは緊張しやすいものです。
しかし、歩きながら話す場合は、お互いが同じ方向を向いているため、常に相手の顔を見る必要がありません。
会話が途切れても、周囲の景色を眺めたり、歩くことに意識を向けたりできます。
私自身も、面と向かって話していると、沈黙が気になってしまうことがあります。
相手の顔を見続けるのも不自然ですし、かといって目をそらし続けるのも気まずく感じます。
その点、歩きながらなら、会話が途切れてもそれほど気になりません。
このような経験から、歩きながらの会話は、人と話すことに緊張しやすい人にとって試してみる価値があると思います。
歩きながらの会話は前向きになりやすい?
ウォーキングには、気分転換につながるという魅力があります。
屋外を歩けば景色が変わり、風や日差しを感じることもできます。
そうした環境の変化によって、気持ちが切り替わることもあるでしょう。
私自身、歩きながら人と話していると、気分が前向きになることがあります。
もちろん、歩けば必ず明るい会話になるわけではありません。
それでも、同じ場所に座って話し続けるのとは違い、身体を動かしながら話すことが、気持ちを切り替えるきっかけになると感じています。
一緒に歩くことで友情が深まることもある
私が人生のなかで特によく歩いていたのは、小学生の頃です。
学校への登下校では、友達と一緒に歩きながら、いろいろな話をしていました。
学校であった出来事や、遊びのことなど、何気ない会話を交わしていたのを覚えています。
今振り返ると、こうした時間も友達との関係を深める大切な機会だったように思います。
一緒に同じ道を歩き、同じ景色を見ながら話す。
特別なことをしなくても、そうした時間を共有することで、自然と親しみを感じられることがあります。
大人になると、誰かと一緒に歩く機会は少なくなりがちです。
それでも、何かの機会に一緒に歩きながら話すと、相手との心の距離が少し近づいたように感じることがあります。
沈黙が気にならないのも歩きながら話すメリット
人との会話で難しいと感じることの一つが、沈黙です。
向かい合って座っていると、話が途切れた瞬間に気まずく感じることがあります。
何か話さなければならないと思うほど、言葉が出てこなくなることもあるでしょう。
しかし、歩きながらなら、沈黙があっても自然に過ごしやすいと私は感じています。
周囲の景色を眺めたり、歩くことそのものを楽しんだりできるからです。
また、目に入った建物や季節の変化などが、新しい話題になることもあります。
もちろん、大切な話をするときには、落ち着いて向かい合うほうが適している場合もあります。
大切なのは、会話の内容や相手に合わせて、話しやすい環境を選ぶことだと思います。
10年以上ウォーキングを続けて感じた人間関係の変化
私は10年以上ウォーキングを習慣にしています。
歩くことを続けるなかで、以前より気持ちに余裕を持てるようになったと感じています。
昔は内向的で、人との関わりがあまり得意ではありませんでした。
しかし、現在は以前と比べて、人と接することが楽になったと感じています。
もちろん、こうした変化がすべてウォーキングによるものだとは言い切れません。
それでも、私にとって歩くことは、気持ちを整えたり、自分自身を見つめ直したりする大切な時間になっています。
歩く習慣を続けることは、身体の健康だけでなく、日々の生活をより充実させることにもつながっていると感じています。
『齋藤孝の30分散歩術』はこんな人におすすめ
本書は、次のような方におすすめしたい一冊です。
- 散歩の魅力をもっと知りたい人
- 人との会話に緊張しやすい人
- 歩くこととコミュニケーションの関係に興味がある人
- 日常生活にウォーキングを取り入れたい人
- 散歩を通して気分転換をしたい人
本書では、散歩と人間関係のほかにも、文学や映画などを通して歩くことの意味が考察されています。
普段何気なく行っている散歩について、新しい視点から考えるきっかけになる本だと思います。
まとめ|歩きながら話すことで会話が楽になることもある
『齋藤孝の30分散歩術』は、歩くことの魅力を健康やコミュニケーションの視点から考えられる書籍です。
私が特に共感したのは、歩きながらの会話には、向かい合って話す場合とは違った良さがあるという点です。
お互いに前を向いているため、視線を気にしすぎずに済むことがあります。
また、景色を眺めながら話すことで、自然に会話が広がることもあるでしょう。
私自身、小学生の頃に友達と歩いた経験や、大人になってからのウォーキングを通して、歩くことが人との関わりを豊かにするきっかけになると感じています。
人との会話に緊張しやすい方は、機会があれば歩きながら話してみてはいかがでしょうか。
いつもとは違ったコミュニケーションを楽しめるかもしれません。
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