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2023年12月、大谷翔平がロサンゼルス・ドジャースへ移籍しました。FA(フリーエージェント)の目玉としてすべての球団がその獲得を熱望していた大谷がドジャースを選んだのは、ある意味必然だったのかもしれません。 2010年4月、岩手県花巻東高校の練習試合を観ていた小島圭一(ドジャースの日本担当スカウト)は、1年生ながら4番・ライトで出場した大谷を見て、「嘘だろ!あり得ない。とんでもない選手が現れた」と驚きます。線が細く、まだ身体もできていませんでしたが、大谷は走攻守すべてにおいて「センス抜群」でした。 それ以来、小島は何十回と東北に足を運びますが、見れば見るほど投手・大谷にほれ込み、仮に高校卒業後、すぐにメジャー入りしたとすると、3年目にはメジャーリーガーとなり、サイヤング賞を2,3回取るのではないか、とまで評価します。

この本は大谷翔平の80の言葉から人生や野球に対しての哲学を読みとく内容になっている。「世界一の野球選手」である大谷はどんな哲学を持っているのか、に興味がある人はたくさんいるだろう。
「先入観は可能を不可能にする」この言葉は最初から「できない」と思いこむと、本来は「できる」はずのことまでできなくなってしまう。「できない」と決めつけないで「できる」と信じることが大事だという。何かに挑戦するとき最初に「できない」と思ってしまうことはよくある。自分には無理だと勝手に決めつけてしまう。そんなときこの言葉を思い出したい。自分だったら「できる」ことなのかもしれない、と思いなおすことで道が開けるかもしれない。
「『誰もやっていない』からこそやる意味がある」、大谷は「他人と違うこと」に挑戦する気持ちが強いという。みんなと同じ行動をしていたら安心するし楽だと思う人が大半だと思うが、それでは価値が少ない。他人と違うから個性が引き立つし、オリジナリティになる。僕自身も人と同じであることがあまり好きではない。同じであることでつまらない人間のように思えてしまうからだ。唯一無二の存在になることでその人の魅力は輝きだす。

「『まずやってみる』を大切にしよう」自分で何かひらめいたり、人からアドバイスを受けたときに素直にやることが大事だという。やってみて、うまくいきそうかどうかを判断する。このフットワークの軽さが自分の成長につながることだと思う。まずやってみる、試しにやってみることで小さな変化から大きな変化につながることになる。僕自身も意識していることだ。
本書ではまだまだたくさんの言葉が紹介されている。その言葉は心に響くものばかりだ。
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