「最近、夫婦の会話が減った」
「話してもケンカになる」
「なぜかすれ違ってしまう」
夫婦関係において、会話はとても重要です。
哲学者のフリードリヒ・ニーチェは、
「夫婦生活は長い会話である」
という言葉を残しています。
どれだけ一緒にいる時間が長くても、会話が嚙み合わなければ心の距離は離れていきます。
逆に、上手に会話できる夫婦は、長く良い関係を築いています。
今回は、
・上手くいっている夫婦の話し方
・ケンカになりやすい会話
・仏教が教える夫婦円満のヒント
についてわかりやすく解説します。
「ありがとう」と言える人は幸せになれる

上手くいっている夫婦の話し方①否定から入らない
夫婦関係の研究で有名な、ジョン・ゴットマンは、
15分間の夫婦の会話を聞けば、その夫婦が4年以内に離婚するかどうかが85%の確率でわかる
と述べています。
特に問題になるのが、
・「なんでそんなこともできないの」
・「あなたはいつもそう」
・「お前だって〇〇じゃないか」
という、否定から始まる会話です。
否定に対して否定で返すと、会話はどんどん攻撃的になります。
すると、
・話したくなくなる
・心を閉ざす
・無視する
・会話そのものを避ける
ようになり、夫婦関係は悪化していきます。
「正しさ」より「伝え方」が大事
たとえ内容が正しくても、言い方が強ければ相手は傷つきます。
例えば、
✖「なんで片づけないの?」
◉「片づけてもらえると助かるな」
と言われたほうが、相手も受け入れやすくなります。
上手くいっている夫婦ほど、
・相手を責めない
・決めつけない
・否定から入らない
ことを意識しています。
上手くいっている夫婦の話し方②会話する時間を取る
会話が少ない夫婦は、少しずつ心の距離も離れていきます。
特に現代は、
・スマホ
・SNS
・YouTube
・ゲーム
・仕事
などに時間を奪われやすくなっています。
そして増えているのが、
・生返事
・ながら会話
・相手の顔を見ない会話
です。
例えば、
・スマホを見ながら「うんうん」
・テレビを見ながら返事する
・相手の話を途中で遮る
こうした会話では、「ちゃんと聞いてもらえていない」と感じやすくなります。
夫婦円満な人ほど「会話の時間」を大切にする
上手くいっている夫婦は、
・一緒に食事する
・今日あったことを話す
・相手の話を最後まで聞く
など、会話する時間を意識して作っています。
長時間でなくても構いません。
大切なのは、
「あなたの話をちゃんと聞いています」
という姿勢です。
相手の顔を見て話すだけでも、安心感は大きく変わります。
会話の仕方にも工夫が必要

上手くいっている夫婦の話し方③最善がダメなら次善
夫婦ゲンカが増える原因の一つが、
「自分の考えを押し通そうとすること」
です。
人は誰でも、
「自分の考えが正しい」
と思いやすいものです。
ですが、その最善は自分の主観にすぎません。
例えば、、
・外食したい夫
・家で食べたい妻
がいた場合、
「絶対こっちが正しい」と押し通すと衝突します。
そんな時、
・テイクアウトにする
・次回は相手に合わせる
・時間をずらす
など、次善の方法を考えられる夫婦は上手くいきやすいのです。
仏教が教える「忍辱」の心
仏教では、
「忍辱(にんにく)」
が大切だと教えられます。
忍辱とは、
「耐え忍ぶこと」
「感情のままに怒らないこと」
です。
もちろん、ただ我慢するだけではありません。
相手を理解しようとし、譲れるところは譲る姿勢のことです。
夫婦とは、
・育った環境
・性格
・価値観
・考え方
が違う者同士です。
だからこそ、お互いに譲歩が必要になります。
六度万行を実践すれば幸せになれる

「和するを以て貴しとなす」の意味
聖徳太子は、
「和するを以て貴しとなす」
と言われました。
これは、
「お互いに調和を大切にしなさい」
という意味です。
ですが、和は自然にはできません。
・我慢
・思いやり
・譲歩
・忍耐
があって初めて、和が生れます。
夫婦関係も同じです。
「自分が勝つ」ことより、
「二人の関係を守る」
ことを優先できる夫婦ほど、長く良い関係を築いていけます。
まとめ
夫婦生活は、毎日の会話の積み重ねです。
上手くいっている夫婦には、次の特長があります。
①否定から入らない
・責める言い方をしない
・否定に否定で返さない
②会話する時間を取る
・スマホを置いて話す
・相手の顔を見て聞く
③最善がダメなら次善
・自分の考えを押し通さない
・譲歩する姿勢を持つ
仏教では、
忍辱によって和が生れる
と教えられています。
夫婦とは「勝ち負け」を決める関係ではなく、
お互いに支え合い、歩んでいく関係
なのです。
感想
夫婦が上手くいくためには相手の意見を否定せずしっかりと会話をすることが大事。否定されるとこの人とはもう話しをしたくないと思うし、否定を否定で返す悪循環になってしまいます。
夫婦というのは一番距離の近い人間関係になる。距離が近い分相手の嫌な面も見えてしまいます。だからこそ距離を置いたほうがいいと思います。あえて距離を置くことで相手と良い関係を築く。距離を置いたら冷たくするのではなく、距離を置くことで優しくすることができる。シャンソン歌手で俳優でもある美輪明宏は、「親子であろうと、兄弟であろうと、夫婦であろうと、他人であろうと「腹六分」で付き合うべき」だといっています。この考え方はとても共感します。近すぎる関係というのは長くは続かないし、ケンカ別れになりやすいからです。
仏教では忍耐が大事だと教えられる。忍耐はお釈迦さまが薦める善い行い、六度万行の中にあります。忍耐は苦しいが、忍耐をすれば善い結果になることを覚えておきたいです。
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