要約
私たちを幸せにするものが2つある
地位財
→ 周りと比較して喜べるもの
→ 地位 お金 モノ
→ 幸せが長続きしないもの
非地位財
→ 他人がそれを持っているか持っていないかに関係なく、それ自体に価値があるもの
→ 健康 自由 知識 考え方 信頼
→ 幸せが長続きするもの
お金と知識の関係
→ 金の卵か金の卵を産むニワトリか
→ 目先だけを見たら金の卵のほうがお金になるが、金の卵を産むニワトリのほうが価値がある
有形の財産よりも無形の財産のほうが長続きする、精神的にも安心する
お釈迦さまは三つの長者があると教えられた
→ 家の長者 地位財にあたるもの お金 モノ < 身の長者 健康 < 心の長者 心が幸せな人がもっともよい
お釈迦さまはシッダルタ太子といい、王様の子だった。お金やモノ、才能、容姿すべてを手にしていた。しかし29才のときこれらすべてを捨てて修行の道に入られた。
なぜ、シッダルタ太子はお金や財産や地位を捨てて修行の道に入られたのか?
この世は無常であり、老いと病と死によってすべての幸せは崩れてしまう。老いと病と死がきても崩れない幸せを求めて修行の道に入られた。
35才のときに老いと病と死を超えた心の幸せを悟られた
感想
有形の財産よりも無形の財産のほうが幸せが長続きする。お金やモノなどは盗まれてしまうこともあれば、失くしてしまうこともある。それよりも知識や経験や考え方のほうが大事だというのはよくわかる。無形の財産をどれだけ持っているかでその人の人間性がわかると思う。
仏教では三つの長者があると教えられるが、そのなかで一番よいとされるものは心の長者である。どれだけお金があっても健康でも心が幸せじゃなかったら不幸になる。仏教は心を徹底的に見つめる教えだから心を一番重要視するが、心の長者とは絶対の幸福になったことをさす。それは老いても病になっても死がきても崩れない幸せのことだ。そんな幸せがあることは仏教を聞くまで知らなかった。絶対の幸福があるのならそれを目指して仏教を学びつづけていきたい。
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