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手相や占いは仏教とはまったく関係ない

要約

将来の運命は誰しも気になるもの 昔の人は手相から将来の運命がわかるのではないかと考えた 

占いに頼ろうとする人は悩むことを放棄しているといえる 悩むことは労力がいる

→  誰かに決めてもらった方が楽だと感じる人がいる

仏教では将来のことはどうやって決まると説かれているか?

占相を離れ、正見を修習し決定して深く罪福の因縁を信ずべし  (お釈迦さま)

→  占いによって運命が決まるという思想から離れなさい 物事を正しく見なさい 因果の道理を信じなさい

因果の道理

善因善果

悪因悪果

自因自果

因 = 行い  果 = 運命

自分の行いによって運命は決まる

仏教で教えられる善い行い

六度万行

布施  親切

持戒  言行一致

忍辱  忍耐

精進  努力

禅定  反省

智慧  修養

六度万行の反対

慳貪  自分の事しか考えていない

破戒  言ったことを守らない

瞋恚  すぐに怒る

懈怠  怠けてばっかり

散乱  人ばかりに当たり散らす

愚痴  ねたみ そねみ 恨み

ケンブリッジ大学の研究結果に一日に35,000回選択を決断している 選択の積み重ねが人生をつくっている 自分が選択した行動の結果が運命をつくると仏教では教えられる

吉日良辰をえらび、占相祭祀をこのむものなり これは外道なり  (親鸞聖人)

→  仏教以外の宗教 外道

→  仏教      内道

かなしきかなや道俗の 良時吉日えらばしめ 天神地祇をあがめつつ 卜占祭祀つとめとす  (親鸞聖人)

→  嘆かわしいこと、僧侶が日の善し悪しをあれこれ論じている 天地の神の祟りがあるといい、占いや神に捧げる儀式をつとめとしている僧侶ばかりいる

感想

手相や占いは仏教とはまったく関係がないことがわかった。仏教では運命は自分の行いがすべてであると教えられている。善い運命にしたかったら、善い行いをしなければならない。六度万行を日々実践することが大事だ。

占いに頼りたいときは自分に自信がないときが多い。誰かのアドバイスでは物足りないときや自分の決断では決めきれないときに占いの結果が背中を押してくれる。しかし占いの結果失敗した場合、占いのせいにしてしまいがちだ。たとえ占いがはずれても失敗の原因は自分にある。自分に原因があるとわかれば、占いに頼る必要もないとわかってくる。

仏教では因果の道理が教えられている。自分の行いによって運命は決まる。善い行いを六つにまとめたのが六度万行という。六度万行を実践することで善い運命がやってくる。もし占いに頼りたいと思ったときは、自分の今までの行動を振り返ることが大事だ。今ままで善い行いをしてきたか、これから先も善い行いをしていけるか。自分の行動のみが運命を決める。

仏教を学んでいるかいないかで運命に対する認識はだいぶ変わってくる。

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この記事を書いた人

1983年生まれです。
仏教を学んでよりよい人生をおくりたいです。
みなさん一緒に学びましょう。

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