要約
■ お釈迦様は阿弥陀仏のことをいたるところで讃えられている
・ 大無量寿経 阿弥陀経 観無量寿経 法華経 華厳経 般若経 涅槃経
→ これらのお経の中で阿弥陀仏のことを述べられている
・ どのお経を読んでもお釈迦様は阿弥陀仏のことばかり褒め讃えておられる
・ なぜお釈迦様は阿弥陀仏のことばかり讃えられているか?
→ お釈迦様の先生にあたるのが阿弥陀仏だから
・ あらゆる仏の本師本仏が阿弥陀仏にあたる
・ お釈迦様は阿弥陀仏のことを「最尊第一」「諸仏の王」なり、などといわれている
・ 親鸞聖人も阿弥陀仏のことを「無上仏」「最高無上の仏」といわれている
■ なぜ、阿弥陀仏を本師本仏と仰ぐのか
→ どんな極悪人をも救う力があるから
・ 仏に救う力があるが仏によって力は異なる。どんな極悪人をも救う仏は阿弥陀仏だけ
煩悩多き衆生は賢劫の一千余仏が放捨する所
→ 煩悩多い私たちはすべての仏から見捨てられたとお釈迦様は言われている
十方三世の一切の諸仏菩薩摩訶薩の常に棄捨する所
→ すべての仏から見捨てられるような煩悩多き迷いの衆生
・ すべての仏から見捨てられたそんなものを救う力がある仏が、阿弥陀仏
→ それで阿弥陀仏の救いのことを悪人正機という
・ 悪人が正客 悪人こそがお目当て
それ、十悪・五逆の罪人も五障・三従の女人も、皆十方・三世の諸仏の悲願にもれて、捨て果てられたる我らごときの凡夫なり (蓮如上人)
→ 私たち迷いの衆生は、大宇宙の仏方の大慈悲から漏れてしまった、それが私たち
(乃至)弥陀にかぎりて「われひとり助けん」と超世の大願を発して
→ 阿弥陀如来のみがただ我ひとり助けて見せるという世に超えた大きな願いを立てられた
・ これを阿弥陀仏の本願という
感想
なぜ、阿弥陀仏が諸仏の王といわれるか。それはすべての仏方が見捨てた煩悩いっぱいの私たちを、唯一人救う力があるからだという。仏といっても救う力に違いがある、そのことを知っている人はあまりいないだろう。阿弥陀仏の尊さがよくわかった。ただ、阿弥陀仏とはどんな姿なのかイメージがわかない。阿弥陀仏という文字からは想像できない。
仏教と聞くとお釈迦様を思い出す人は多いと思うが、お釈迦様の先生が阿弥陀仏であることはあまり知られていない。僕自身も仏教を学ぶ前は知らなかった。
お釈迦様と阿弥陀仏の関係はよく学ばないとわからない。
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