赤ひげ

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映画予告

映画監督 黒澤明

(1910~1998)言わずと知れた映画監督。スティーブン・スピルバーグ、ジョージ・ルーカス、フランシス・フォード・コッポラをはじめ、いまなおはかり知れない影響を与えつづける二十世紀最高の映画監督の一人。「七人の侍」、「羅生門」、「生きる」、「用心棒」、「天国と地獄」、「影武者」など傑作多数。ヴェネチア国際映画祭(グランプリと「過去のグランプリ作品中のグランプリ)」)、カンヌ国際映画祭(グランプリ)アカデミー賞(外国語映画賞、特別名誉賞)ほか多数受賞。1985年、文化勲章。

感想

主人公の青年を加山雄三が演じ、青年の先生赤ひげを三船敏郎が演じている。小石川養生所を舞台にさまざまな病気を抱えている人や、死を前に床に伏している人たち、夫婦喧嘩で逃げてくる母子、母親に虐待されていた娘や盗みをはたらく子どもなどとの交流が描かれている。

小石川養生所の所長赤ひげは、ぶっきらぼうだが優しい性格の持ち主で患者からは慕われている。主人公の青年ははじめは赤ひげに反発していたが、一緒に仕事をするうちに赤ひげのことを尊敬するようになる。その過程がとてもうまく表現されている。

小石川養生所に来る人は、皆苦しい過去を背負っている。患者の人生の過去を知ると、あまりにも辛く苦しすぎて同情してしまう。「人生は苦なり」、というお釈迦さまの言葉が心に深く突き刺さる。

貧しくても患者に真摯に向き合う赤ひげの姿に心をうたれる。あんな先生が現実にもいたらいいな思わされるくらい、魅力的だった。

三船敏郎の演技は高く評価され、第26回ヴェネチア国際映画祭で男優賞を受賞している。

この映画は人間のヒューマニズムを感じさせるとても感動的な作品です。観終わった後は心が温かくなり、頑張ろうという気持にさせてくれます。

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この記事を書いた人

1983年生まれです。
仏教を学んでよりよい人生をおくりたいです。
みなさん一緒に学びましょう。

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