要約
歎異抄第二章
おのおの十余ヶ国の境を超えて、身命を顧みず
して訪ね来らしめたまう御志、ひとえに往生極
楽の道を問い聞かんがためなり。(親鸞聖人)
関東の同行が京にいる親鸞聖人に会うために命
を懸けて訪れた。
往生極楽の道とは
阿弥陀仏の本願 信楽 往生一定
後生の一大事
聞法の覚悟
たとい大千世界にみてらん火をも過ぎゆきて
仏の御名を聞く人はながく不退にかなうなり
(親鸞聖人)
火の中を分けても法は聞くべきに雨風雪はもの
のかずかは (蓮如上人)
感想
後生の一大事を解決するためには真剣に聞法を
しなければならない。それは火の中をわけてで
も聞くべしと教えられる。後生の一大事を解決
することは困難であり大切なことであることが
わかる。ただ聞くのではなく、真剣にきかなけ
ればだめだと教えられる。
後生の一大事が解決したならば、あとはもう心
配することはない。いつ死んでもいい状態、準
備ができたといえる。
往生極楽の道、信楽の身になれたなら、死とい
う一番怖いものすらなくなってしまう。
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