要約
大谷翔平 プロ意識が高い
→ どんなことがあっても淡々と粛々と仕事をこなす
仏教精神
→ 沈んで屈するな 浮かんでおごるな
逆境になっても日常生活を崩さない コツコツやるべきことはやる 順境になっても同じ
諸行無常 すべてのものは続かない
→ 逆境は続かない
朝の来ない夜はない 春の来ない冬はない
順境も続かない
→ 嬉しいことも続かない
おごるなよ 月の丸さも ただ一度
上り坂があれば下り坂がある 下り坂があれば上り坂がある
→ 人生も一緒
お釈迦さまはあらゆるものに恵まれていた しかしどんなに恵まれていても続かないことを知られる
→ 本当の幸せを求めて修行の道をすすまれた
火宅無常の世界は、万のこと皆もってそらごと・たわごと真実あることなし ただ念仏のみぞまことにておわします (親鸞聖人)
念仏 = 阿弥陀仏の本願
感想
諸行無常とはいいことも悪いことも続かないこと。逆境も続かないから自暴自棄にならなくてもいい。逆境になるとこの世の終わりだと感じるが、日常生活を崩さずやるべきことをやることが大事だという。
Mr.Childrenの「終わりなき旅」という歌の中に「いいことばかりでは無いさ でも次の扉をノックしたい」というフレーズがある。そして最後に「嫌な事ばかりではないさ さあ次の扉をノックしよう」とある。仏教で諸行無常を学んだとき、頭の中でこのフレーズを思い出した。順境も逆境も続かないということをいい当てていると思った。
火宅無常の世界に生きているすべての人間にとって、まことなのはただ念仏だけだといわれる。それは阿弥陀仏の本願のことだ。それを摂取不捨の利益とも無碍の一道ともいわれるが、絶対に崩れない幸せのことだという。仏教にはそんな幸せが説かれている。
すべてのものが続かない諸行無常の世界に生きている凡夫が、絶対に崩れない幸せになることができるのなら、ならない道はない。
仏法は聴聞に極まる。
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